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ウエストワールド(WESTWORLD)

ウエストワールド
WESTWORLD

1973年
アメリカ映画
90分

〔監督〕マイケル・クライトン
〔製作〕ポール・N・ラザルス三世〔脚本〕マイケル・クライトン〔撮影〕ジーン・ポリト〔編集〕デヴィッド・ブレサートン〔音楽〕フレッド・カーリン
〔出演〕ユル・ブリンナー/リチャード・ベンジャミン/ジェームズ・ブローリン/ノーマン・バートールド/アラン・オッペンハイマー/ヴィクトリア・ショウ/スティーヴ・フランケン
ウエストワールド:DVDジャケット
〔あらすじ〕
  砂漠に建設された巨大遊園地「デロス」。そこはアメリカ西部開拓時代のガンマン、中世ヨーロッパの騎士、そして帝政ローマの豪傑という3つの体験が可能な夢の世界だった。シカゴで弁護士を営むマーティンは、以前にもデロスを訪れたことがある友人ブレインを伴い、この遊園地へ遊びに来た。マーティンたちは3つあるテーマパークの1つ「ウェストワールド」で憧れの西部劇ヒーローになりきり、ロボットを相手にした銃撃戦や女たちとのロマンスを大いに楽しんでいたが、そこで妙なことが起きる。休んでいたマーティンたちへロボットのガラガラヘビが襲いかかり、ブレインが咬まれたのだ。決して客を傷付けないはずのロボットの「故障」を懸念した技術者たちは施設の一時閉鎖を進言するが、上層部はこれを拒否する。翌日、マーティンたちの前に再三倒したはずのロボット「ガンマン406号」が現れ、決闘を申し込んできた。ロボットは人間を撃てず、人間は自由にロボットを撃つことができる。絶対に勝てる勝負のため、マーティンたちは当然受けて立つ。 ところが…。
[From Wikipedia]

〔感想と雑談〕
個人評価:★★★ オススメ度:★★★

“皆さんも一日1000ドルで、夢の世界を訪れませんか?”
[TVレポーターの台詞より]

今回紹介する映画は、1973年に劇場公開されたSF映画のウエストワールドです。
監督は、ジュラシック・パーク(1993)やER緊急救命室で知られる小説家、マイケル・クライトン。彼の初監督作品が本作です。

主演は十戒(1956)、荒野の七人(1960)等の映画出演で有名な名優、故ユル・ブリンナー。
そんな彼の役どころは正義の味方ではなく・・・、主人公を執拗に追いかける暴走したロボット“ガンマン406号”です。

西部劇のヒーローそのままの容姿で無表情に迫り来るその姿は、無気味で怖い。

ウエストワールド:画像1
▲3つの擬似世界を体験できる夢の世界“デロス”。

デロスには古代ローマ 、中世 、ウエストワールドの3つのエリアがあり、一日1000ドルで滞在することができる。
さらにデロスの中の擬似世界では、人間そっくりの外見を持つロボットが稼動している。そのロボットは人間に対して危害を加えないように設計されており、ゲストの安全が確保されている・・・ハズだった。

ウエストワールド:画像2
▲デロスを満喫しにやってきたマーティン(リチャード・ベンジャミン)とブレイン(ジェームズ・ブローリン)。

この映画の主人公でもあり、狂言回しの役割を担うのはマーティン、ブレインの二人の男性。
現実の世界でのストレスを発散するためマーティンは、友人でデロスのリピーターでもあるブレインとともにデロスにやってきた。
3つあるデロスのエリアのうち、ウエストワールドを選んだ二人は西部劇そのままの世界を楽しむのだが、その二人の前にあの男が現れる・・・。

ウエストワールド:画像3
▲端正な顔立ちのガンマン406号(ユル・ブリンナー)。

酒場で酒を楽しむ二人に現れ、マーティンを小馬鹿にする黒い衣装のガンマン。
馬鹿にされたマーティンは、そのガンマンと撃ち合いをすることになってしまう。もちろんそれは精巧に作られたガンマン406号による一種のパーク内のイベントであり、マーティンは無事にロボットに勝利するのだが・・・。
翌日もそのロボットはマーティンの元に現れる。まるで復讐するかのように。

ウエストワールド:画像4
▲意外と頭の中はスッカラカンのロボット。

日中にゲストに倒され、故障したロボットたちは夜のうちにキャストが回収、修理される。
なんだか凄く効率が悪そうである。
西部劇をモチーフにしたウエストワールドには娼婦役の女性型ロボットもいて、夜のお供もしてくれるのだが、正直ちょっと遠慮したいところである。
↑マーティンは劇中で堪能していましたが・・・
どんだけ精巧なんだよと疑問に思ってしまう。

そんな中、パーク内で制御されているロボットたちに異常が起きはじめる。
制御室の技術者たちは原因解析のため、上層部に施設の一時閉鎖を訴えるのだが、却下されてしまうのだった。
ブレインがガラガラヘビ型のロボットに噛まれ負傷する事件を皮切りに各エリアのロボットたちが暴走、ついにはゲストを殺害、襲いはじめてしまう。

ウエストワールド:画像5
▲再び現れたガンマン406号に決闘を申し込まれ、射殺されてしまうブレイン。

ウエストワールド:画像6
▲光る眼に、ニヤッと笑うガンマン406号。

映画後半はガンマン406号に追われまくるマーティンの逃走劇になってしまうのだが、執拗に襲い来るガンマン406号の姿が印象に残るほど怖い。
そんな機能必要?みたいに体温感知システムを駆使してマーティンを追い詰めるロボット。果たしてマーティンはこの夢の世界から抜け出せるのだろうか・・・。

まぁ、同じ作者の作品であるジュラシック・パークのように、根本的な解決策は出ずにエンドロールになってしまうのですが・・・。

One word:SONS OF LIBERTY(@icb0626)の一言。
ジョシュ・ブローリンは本当に父親似だと思う今日この頃。


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クライング・フリーマン(CRYING FREEMAN)

クライング・フリーマン
CRYING FREEMAN

1996年
日本/フランス映画
102分

〔監督〕クリストフ・ガンズ
〔製作〕ブライアン・ユズナ/サミュエル・ハディダ〔企画〕黒澤満〔製作総指揮〕一瀬隆重/ヴィクター・ハディダ〔原作〕小池一夫/池上遼一〔脚本〕クリストフ・ガンズ/ティエリー・カザル〔撮影〕トーマス・バースティン〔編集〕デヴィッド・ウー/クリス・ロス〔音楽〕パトリック・オハーン
〔出演〕マーク・ダカスコス/ジュリー・コンドラ/加藤雅也/島田陽子/チェッキー・カリョ/レイ・ドーン・チョン/バイロン・マン/マコ
クライング・フリーマン:DVDジャケット
〔あらすじ〕
  父親をマフィアに殺され生きる気力を無くしていたエム・オハラは、偶然サンフランシスコで殺人現場に居合わせ、冷徹に殺しを終えたあと清らかな涙を流す殺し屋に出会った。彼はチャイニーズ・マフィア“竜の末裔”に素質を見出され、“フリーマン”と呼ばれる殺し屋となった元陶芸家の火野村窯という日本人だった。殺されたのは中国進出を企む日本ヤクザ“白真会”組長・島崎の息子で、バンクーバーに戻ったエムは、事件の目撃者としてニッタ、フォージ両刑事の保護を受ける。再び窯の姿を目撃したエムは、もはや彼に殺されるのを待つかのようになっていたが、ある夜、エムのもとにやって来た窯は彼女を殺せず、運命に導かれるようにエムと結ばれるのだった。一方、組長を殺された花田竜二は、窯を仕留めて組織の覇権を握ろうと中国・上海の各地を襲撃していた。竜の末裔は花田暗殺を窯に命じ、目撃者暗殺の命に背いた窯の殺害も彼の相棒・黄に命ずるのだが・・・。
[From allcinema]

〔感想と雑談〕
個人評価:★★★ オススメ度:★★★

“殺し続ける、涙を流しながら。”
[DVDジャケットより]

今回紹介する映画は、同名漫画(原作:小池一夫、作画:池上遼一)の実写映画作品であるクライング・フリーマンです。
本作は、東映Vシネマのハリウッド映画版「東映Vアメリカ」として企画され、1996年に劇場公開されました。
殺しが終えると同時に、己の宿命に涙を流す殺し屋、フリーマンこと主人公の火野村窯を演じるのはフィリピン、スペイン、中国、日本、アイルランドの血を引き、端正な容姿が魅力的なアクションスター、マーク・ダカスコス。
その他の主演者としては、数々の映画に出演したマコ岩松、日本のヤクザ・花田竜二役として加藤雅也が出演するなど俳優陣の顔ぶれも多彩で豪華です。

肝心の映画の出来としては、そのまんまVシネマのノリで物語前半から中盤にかけて退屈な部分もありますが、途中途中に観られるマーク・ダカスコスの華麗なアクションや、鍛え上げれた肉体など魅力的な部分もあり、漫画作品の実写映画化作品としては成功だったのではないでしょうか。

私は原作漫画を知らなかったのですが、十分楽しむことができました。
・・・だから楽しめたのかもしれませんが。

クライング・フリーマン:画像1
▲主演の火野村窯を演じるのはマーク・ダカスコス。

近年はビデオ映画などのアクション映画を中心に活躍しているマーク・ダカスコス。
他の出演作は、本作と同じクリストフ・ガンズ監督作品であるジェヴォーダンの獣(2001)、ブラック・ダイヤモンド(2003)など。
ヒロインより裸になるシーンが多い、本作のセクシー担当。

クライング・フリーマン:画像2
▲ヒロインのエム・オハラ役はジュリー・コンドラ。

本作での共演がきっかけで主演のマーク・ダカスコスと結婚。
漫画原作では、のちに日本刀を操り肉弾戦もこなすようになるらしいだが・・・。

クライング・フリーマン:画像3
▲日本のヤクザ・花田竜二役には加藤雅也。

クライング・フリーマン:画像4
▲竜二の妻、花田君江役に島田陽子。

クライング・フリーマン:画像5
▲映画後半、窯の隠れ家で繰り広げられるラストのアクションシーンは一見の価値あり。

クライング・フリーマン:画像6
▲刀を持ちながらの芸術的なアクション。この回転は本作屈指のアクションシーン。

クライング・フリーマン:画像7
▲戦いを終えた窯はどこに行くのか・・・。

One word:SONS OF LIBERTY(@icb0626)の一言。
マーク・ダカスコスを堪能したいなら、本作はオススメ!!


エクスペンダブルズ3 ワールドミッション(THE EXPENDABLES 3)

エクスペンダブルズ3 ワールドミッション
THE EXPENDABLES 3

2014年
アメリカ映画
126分

〔監督〕パトリック・ヒューズ
〔製作〕アヴィ・ラーナー/ケヴィン・キング=テンプルトン/ダニー・ラーナー/レス・ウェルドン/ジョン・トンプソン〔製作総指揮〕トレヴァー・ショート/ボアズ・デヴィッドソン/ベイジル・イヴァニク/ガイモン・キャサディ/ジョン・フェルトハイマー/ジェイソン・コンスタンティン/イーダ・コーワン〔原案〕シルヴェスター・スタローン〔脚本〕シルヴェスター・スタローン/クレイトン・ローゼンバーガー/カトリン・ベネディクト〔撮影〕ピーター・メンジース・Jr〔音楽〕ブライアン・タイラー
〔出演〕シルヴェスター・スタローン/ジェイソン・ステイサム/アントニオ・バンデラス/ジェット・リー/ドルフ・ラングレン/ランディ・クートゥア/テリー・クルーズ/ウェズリー・スナイプス/ケルシー・グラマー/ケラン・ラッツ/ロンダ・ラウジー/グレン・パウエル/ヴィクター・オルティス/ ロバート・ダヴィ /メル・ギブソン/ハリソン・フォード/アーノルド・シュワルツェネッガー
エクスペンダブルズ3 ワールドミッション:DVDジャケット
〔あらすじ〕
  バーニー・ロス率いる最強の傭兵軍団“エクスペンダブルズ”。CIAの作戦担当ドラマーからもたらされた次なるミッションは、大物武器商人ミンズの身柄確保。ところが、そのミンズはエクスペンダブルズの創設メンバーのストーンバンクスで、かつてバーニー自身がその手で葬り去ったと思っていた男だった。バーニーはエクスペンダブルズの弱点を知り尽くしたストーンバンクスに苦戦を強いられる。決して若くはない仲間の身を案じ、チームを一旦解散して若いメンバー主体の新チームで戦いに挑むバーニーだったが…。
[From allcinema]

〔感想と雑談〕
個人評価:★★★ オススメ度:★★★

「ハーグで裁くんだろ?」 
「俺が裁く」

[ストーンバンクスとバーニーの会話より]

今回紹介する映画は、三度目の男たちの夢の宴、エクスペンダブルズ3 ワールドミッション です。
今作も前作、前々作同様、撃って、殴って、爆発させて、これでもかってくらいのアクションシーン特盛。
レイティングシステムもシリーズ初の映倫区分G指定。人体破壊描写や過激描写が前作以上にマイルドになり、万人が楽しめる娯楽作品になったと同時に迫力に乏しくなった印象(1作目はR15+指定、2作目はPG12指定)。
ハードなアクション要素が魅力的な本シリーズだからこそ、1作目のような過激路線に戻ってほしいなと思ったりもします。

どんどん出番が減っていくイン・ヤン(ジェット・リー)にはショック。
今作がもう出演は最後かな・・・って感じですね。
序盤でストーンバンクス襲撃に失敗し、ヘイル・シーザー(テリー・クルーズ)が負傷によりチームから離脱。チームNO1の鋼の筋肉を持つ男が離脱してしまうのも地味にマイナス。

そして前作で仲間の死、復讐という思いテーマを扱ったせいか、今作のテーマは仲間の救出とチームの結束という若干マイルドな青春路線モノに変更。

エクスペンダブルズ3 ワールドミッション:画像1
▲少数精鋭から大所帯へ変革してしまった消耗品軍団。

前述のヘイル・シーザー離脱および、新規チーム結成のため、5名のメンバーが加入(ドクことウェズリー・スナイプスは古参チーム枠)。
新メンバーは、ジョン・スマイリー(ケラン・ラッツ)、ルナ(ロンダ・ラウジー)、ソーン( グレン・パウエル )、マーズ(ヴィクター・オルティス)、ガルゴ( アントニオ・バンデラス)の5人。
男以上に殴って、撃ってと見せ場がある女性総合格闘家のロンダ・ラウジーとユニークなキャラクターを魅力的に演じたアントニオ・バンデラス以外は正直、微妙。ガルゴを除く4名は作戦を失敗して、囚われの身になってしまう話の都合上なおさら印象が薄め・・・。
次作では、ルナ、ガルゴ以外の新メンバーは劇中でのドク(ウェズリー・スナイプス)曰く、飛行機内でジャラジャラと鳴るドッグタグになっていても良いと個人的には思う・・・。

前作、前々作とCIAのチャーチ役を演じてきたブルース・ウィリスが出演しなかったのは残念だったが、新たにハリソン・フォードがCIA作戦担当指揮官ドラマー役で登場。
あまり肉体派のイメージはないのだけれども楽しそうにヘリコプターを運転して援護に駆けつける姿は素敵。

エクスペンダブルズ3 ワールドミッション:画像2
▲悪役もどんどん豪華に。

敵はかつてのエクスペンダブルズメンバーという新しい設定も、増えすぎた出演者のそれぞれの出番に邪魔されて十分に活かしきれていない様子。
けれどもメル・ギブソンの悪役演技は威圧感があって貫禄十分、前作のジャン=クロード・ヴァン・ダムの小者感を超越しているし、ガタイも良いので元エクスペンダブルズ設定も納得のキャスティング。

エクスペンダブルズ3 ワールドミッション:画像3
▲忘れてはいけない念願のこのお方も登場。

もともと1作目に出演が決まっていたらしいのに、脱税が発覚して収監されていたため出演できなかったウェズリー・スナイプスもついに参戦。自虐的なギャグをネタに使うなど、想像以上に映画に馴染んでいる。
あまり個人での活躍シーンがないのが残念かな。

エクスペンダブルズ3 ワールドミッション:画像4
▲一番ビックリしたのがアントニオ・バンデラスの参戦でした。

個人的には、アントニオ・バンデラスの登場は嬉しいサプライズでした。
近年はあまりコレといった作品に恵まれていない印象でしたが、その鬱憤を晴らすかのごとく暴れまくり、そしてしゃべりまくる魅力的なキャラクターであるガルゴを見事に演じきってくれました。
二丁拳銃を豪快にぶっ放すアクションは往年のハマリ役、エル・マリアッチを彷彿とさせる見せ場です。

・・・次回作も出演してくれるのかなと少し心配になっちゃいますが・・・。

エクスペンダブルズ3 ワールドミッション:画像5
▲旧メンバーの出番は少な目。もっとみんなの活躍が見たいぞ。

大所帯になって個々人の活躍シーンは激減。演出もマイルドになって魅力も半減。
とはいえこんな豪華な出演陣が揃う作品はそうそうない。
シルヴェスター・スタローンの年齢も考えると、あと何作この夢の宴が作られるのかは分かりませんが、最後まで消耗品軍団を応援し続けたいと思います。

One word:SONS OF LIBERTY(@icb0626)の一言。
次作こそジャッキー・チェンの出演を願っています。マーク・ダカスコスでも嬉しいな。



キャプテン・アメリカ ザ・ファースト・アベンジャー(CAPTAIN AMERICA: THE FIRST AVENGER)

キャプテン・アメリカ ザ・ファースト・アベンジャー
CAPTAIN AMERICA: THE FIRST AVENGER

2011年
アメリカ映画
124分

〔監督〕ジョー・ジョンストン
〔製作〕ケヴィン・ファイギ〔製作総指揮〕ルイス・デスポジート/ナイジェル・ゴストゥロウ/アラン・ファイン/スタン・リー/デヴィッド・メイゼル〔脚本〕クリストファー・マルクス/スティーヴン・マクフィーリー〔撮影〕シェリー・ジョンソン〔音楽〕アラン・シルヴェストリ
〔出演〕クリス・エヴァンス/トミー・リー・ジョーンズ/ヒューゴ・ウィーヴィング/ヘイリー・アトウェル/セバスチャン・スタン/スタンリー・トゥッチ/トビー・ジョーンズ/ドミニク・クーパー/サミュエル・L・ジャクソン
キャプテン・アメリカ ザ・ファースト・アベンジャー:DVDジャケット
〔あらすじ〕
 1941年。ヒトラー率いるナチス・ドイツがヨーロッパを席巻していた頃、祖国アメリカを愛する青年スティーブ・ロジャースは、兵隊となって正義のために戦うことを願っていた。しかし、体が小さく虚弱な体質の彼は入隊テストをパスできず、悔しい思いを募らせていた。そんな時、謎の軍医アースキン博士から、軍の“スーパーソルジャー計画”というプロジェクトに誘われ、極秘実験の被験者第1号に志願する。みごと実験は成功し、超人的な肉体と運動能力を獲得したスティーブ。しかしその直後、博士は自分がナチ党時代に生み出したカルト集団“ヒドラ党”のスパイによって絶命、“スーパーソルジャー計画”も頓挫してしまう。その結果、戦力として貢献する道を絶たれたスティーブは、彼の意に反して単なるマスコット“キャプテン・アメリカ”として、軍のPRに駆り出されることになるのだったが…。
[From allcinema]

〔感想と雑談〕
個人評価:★★★★ オススメ度:★★★

I don't want to kill anyone. 「誰も殺したくない」
I don't like bullies. 「でも、悪党は嫌いです」
I don't care where they're from. 「どこ出身でも・・・」

[スティーブ・ロジャースの台詞より]

今回紹介する映画は、マーベル・コミックの中の人気ヒーローであるキャプテン・アメリカ実写映画第1作品目、キャプテン・アメリカ ザ・ファースト・アベンジャーです。同一の世界観のクロスオーバー作品として扱う一大企画『マーベル・シネマティック・ユニバース』シリーズとしては第5作品目となります。

アイアンマン、ハルク、ソーに次いでの登場となったキャプテン・アメリカの単独映画である本作ですが、ザ・ファースト・アベンジャーの副題が示す通り、時系列的には最初に誕生したヒーローであり、映画のラストがそのままアベンジャーズ(2012)に繋がっていく構成は実に見事。
もちろん、単品の映画としても秀逸の出来で、ヒーローの誕生、ペギーとの淡い恋、親友であるバッキーとの別れといったように一通り楽しめる要素を完備。
数あるアメコミヒーロー映画の1作目としては個人的には一番好きな作品である。

理由としては、とにかく本作はキャプテン・アメリカことスティーブ・ロジャース(クリス・エヴァンス)の名言が多く、そのひとつひとつが彼そのものを象徴していて胸にズシリと響く。
上の方で表示した言葉こそ、キャプテン・アメリカの確固たる意志の表れであるし、本作以降のぶれない彼の姿も非常に魅力的なのである。

キャプテン・アメリカ ザ・ファースト・アベンジャー:画像1
▲物語は北極で氷漬けとなった飛行機と、その中に眠る盾が発見されたところから始まる・・・。

キャプテン・アメリカ ザ・ファースト・アベンジャー:画像2
▲最初は軟弱ボーイだったスティーブ。

別の華奢な体躯の俳優の身体に主役であるクリス・エヴァンスの顔を合成させることで表現された過去のスティーブ。
物語前半では、恵まれない体格ながらも平和を愛し、仲間を守る正義の心を宿すスティーブの姿が描かれており、超人となった姿を含めて彼の人間性が非常に丁寧に描かれている。
俳優本人の体重増減などで超人化前・後の表現がされなくて良かったと思う・・・。
きっと、某蝙蝠男さんや某蜘蛛男さんを演じた俳優並の苦労になりそうだし・・・。

キャプテン・アメリカ ザ・ファースト・アベンジャー:画像3
▲戦略科学予備軍の科学者であるアースキン博士(スタンリー・トゥッチ)。

超人兵士となるための超人血清の開発者であるアースキン博士。
スティーブの強い意志に誰よりも早く気付いた偉大なる科学者。ヒドラ党の暗殺者の手によって殺害されてしまう。

キャプテン・アメリカ ザ・ファースト・アベンジャー:画像4
▲スティーブの憧れの女性、ペギー・カーター(ヘイリー・アトウェル)。

のちにエージェント・カーターとしてTVドラマ化もされた人気キャラクターであるペギー・カーター。
彼女はスティーブにとって大切な存在だった。

キャプテン・アメリカ ザ・ファースト・アベンジャー:画像5
▲超人血清により、超人兵士となったスティーブ。

キャプテン・アメリカ ザ・ファースト・アベンジャー:画像6
▲キャプテン・アメリカは仲間たちとともに数多くのヒドラ党の基地を撃破していく。

昔ながらのアメリカンコミック内の姿そのままなマスコットキャラクターユニフォームではなく、実用的な雰囲気にデザインされた戦闘用ユニフォーム。基本的にこの形状が継続されていくのだが、続くアベンジャーズでのユニフォームは若干明るみが増して派手な印象になってしまうのが少し残念。

キャプテン・アメリカ ザ・ファースト・アベンジャー:画像7
▲70年もの眠りから目覚めたスティーブを待ち受ける運命とは・・・。

宿敵であるレッドスカル(ヒューゴ・ウィーヴィング)を倒すも、。北極で氷漬けとなってしまったスティーブ。
S.H.I.E.L.D.によって発見され、長い眠りから目覚めた彼の前にニック・フューリー(サミュエル・L・ジャクソン)が現れる。

One word:SONS OF LIBERTY(@icb0626)の一言。
クリス・エヴァンスの演じた ヒューマン・トーチも何気に好きでした。


スペシャルID 特殊身分(SPECIAL ID)

スペシャルID 特殊身分
SPECIAL ID

2014年
中国/香港映画
99分

〔監督〕クラレンス・フォク〔アクション監督〕ドニー・イェン
〔製作〕ピーター・パウ/ドニー・イェン〔脚本〕セット・カムイェン〔撮影〕ピーター・パウ〔音楽〕ドウ・パン〔スタント・コーディネーター〕谷垣健治
〔出演〕ドニー・イェン/アンディ・オン/ジン・ティエン/コリン・チョウ/ロナルド・チェン/テレンス・イン/パウ・ヘイチン/チャン・ハンユー/イン・チーガン/ケネス・ロー
スペシャルID 特殊身分:DVDジャケット
〔あらすじ〕
  黒社会のボス、ホンの組織に長年潜入捜査しているロン。兄弟分のサニーがホンの手下を殺害してブツを盗んだことで、ロンはサニーを探すため、中国広東省に飛び、中国警察のジン刑事と組み、事件解決に挑む。
〔感想と雑談〕
個人評価:★★★★ オススメ度:★★★

幼い頃 母は俺を肩車して教えてくれた
“自由自在に空を飛べたら―”
“美しい世界が見えてくる”
潜入初日に俺は誓った
いつかその世界をこの目で見てやると

[ロンの台詞より]

今回紹介する映画は、誰が呼んだか“宇宙最強の男”ドニー・イェン 久々の主演映画、スペシャルID 特殊身分です。
これまた誰が考えたか、究極の喧嘩上等アクションをたっぷりと堪能できる作品となっています。
チンピラの集団乱闘を模した動きや総合格闘技のスタイルを取り入れたリアルな格闘シーンを称して喧嘩上等アクションと言うのかもしれないですね。

スタント・コーディネーターとして“るろうに剣心 ”で有名な谷垣健治を招いて製作された本作における最大の魅力は、やはりそのアクションシーンに尽きると思います。
・・・もう一度言いますが、アクションシーンだけは最高峰と言っても過言ではないでしょう。
そう、アクションだけは・・・。

スペシャルID 特殊身分:画像1
▲映画の基本はロン(ドニー・イェン)とジン(ジン・ティエン)のバディもの。

最初はソリの合わない2人が、徐々に協力し合い事件に挑む・・・、それはバディものの基本ですね。
ジン・ティエン本人が演じたとされるシーンもなかなか良かったし、スタントダブルの日野由佳によるアクションはどれもとても素晴らしかった。

スペシャルID 特殊身分:画像2
▲もちろんドニー・イェンの華麗な回し蹴りも魅力爆発。

スペシャルID 特殊身分:画像3
▲カーアクションもチェイス一辺倒ではなく、車内での攻防もあったり見応えたっぷり。

スペシャルID 特殊身分:画像4
▲母親との感動のストーリーは・・・、正直微妙。

唯一、難点を挙げるならば、脚本というか、ストーリーの流れが微妙な印象。
なまじアクションが完璧に近い出来だからこそ、ドラマパートの稚拙さが浮き彫りになって観ていてそこだけが退屈でした。

母親との絆を前面に出したいのか、ジン刑事との友情を前面に出したいのか、はたまたサニー(アンディ・オン)との関係を描きたいのか、全てが中途半端で消化不良。
何故、サニーは母親を殺さないのか? 母親が危ないのに気づくの遅くない? など言い出したらキリがないので割愛。

何はともあれ、素晴らしき喧嘩上等アクションを堪能すれば本作はオールOKなのである。
特にラストのサニーとのバトルは鳥肌モノ!!

スペシャルID 特殊身分:画像5

スペシャルID 特殊身分:画像6

スペシャルID 特殊身分:画像7
さぁ、皆さんも宇宙最強の男を堪能してみませんか?

One word:SONS OF LIBERTY(@icb0626)の一言。
ラストバトルだけでも一見の価値アリ。






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