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アイアンマン(IRON MAN)

アイアンマン
IRON MAN

2008年
アメリカ映画
126分

〔監督・製作総指揮〕ジョン・ファヴロー
〔製作〕アヴィ・アラッド/ケヴィン・フェイグ〔製作総指揮〕ルイス・デスポジート/ピーター・ビリングスリー/アリ・アラッド/スタン・リー/デヴィッド・メイゼル〔脚本〕マーク・ファーガス/ホーク・オストビー/アート・マーカム/マット・ハロウェイ〔撮影〕マシュー・リバティーク〔音楽〕ラミン・ジャヴァディ
〔出演〕ロバート・ダウニー・Jr/ジェフ・ブリッジス/テレンス・ハワード/グウィネス・パルトロー/ショーン・トーブ/レスリー・ビブ/ファラン・タヒール/サミュエル・L・ジャクソン
アイアンマン:DVDジャケット
〔あらすじ〕
 自社兵器のデモ実験に参加したトニー・スタークは、テロ組織に拉致され兵器の開発を強要されてしまう。だが、天才発明家でもある彼は、敵の目を盗み、戦闘用パワードスーツを作り出し脱出に成功。その後、自社兵器がテロ組織に悪用されていたことを知り愕然としたトニーは、最先端の技術を駆使し、圧倒的な破壊力を持つ新たなパワードスーツを開発。テロを撲滅するため“アイアンマン”となり、命をかけて戦うことを決意する!

〔感想と雑談〕
個人評価:★★★★ オススメ度:★★★★

今、アメコミ映画が熱い。この勢いはアベンジャーズ(THE AVENGERS)劇場公開まで止まらないだろう。
勝手にそう確信している。

さて、このアイアンマンの感想ですが、いやぁ、かなり面白かった。
やっぱこういうスーツ装着モノに野郎は心惹かれてしまいますな。
・・・聖衣しかり、神甲冑しかり、鎧擬亜しかり、全部アニメだけど・・・。
燃えるポイントは万国共通ってことですな。

もう、映画が始まる前のMarvelのロゴが映し出された時点でワクワクする。
さすが、Marvel。日本で言うジャンプ・・・だろうか。じゃあ、DCはサンデーとかマガジン?
Dark Horseはチャンピオン。Imageはガンガンとかコミックボンボン程度で充分だろう。

近年のMarvel原作の実写映画の中ではダントツの出来である。
まず、キャラクターの描き方が非常に丁寧であること。
冒頭でトニー・スターク(ロバート・ダウニー・Jr)はゲリラの攻撃に遭い、拉致されるのだが、そのまま物語が進む訳ではなく、少し過去に戻ってトニーの生い立ちや、破天荒な生活などが描かれる。
そこから冒頭のアフガニスタンでのシーンに繋がっていくわけである。
この時点でのトニーは、大量殺戮兵器を開発して売ることに疑問も感じない人間・・・。とても正義の味方ではない・・・。

アイアンマン:画像1
▲アフガニスタンに到着したトニーによる、新型ミサイルのお披露目。カッコイイCEOだぜ!

拉致されたトニーは洞窟内でインセン(ショーン・トーブ)の協力によりパワードスーツを開発。
たしか、新型ミサイル開発しろと強要されたと思っていたが、その材料でよくパワードスーツ作ったと驚いてしまうが、このトニーの技術力がパワードスーツを開発していく後々に説得力を与えている。

プロトタイプのパワードスーツ1号で脱出に成功し、その経験から会社の方針を一気に覆してしまうトニー。これ以降ヒーローの精神に目覚めていくのだが、その反面、スターク・インダストリーズ重役オバティア(ジェフ・ブリッジス)とは相反するようになってしまう・・・。

ここからがもう一つの魅力であるパワードスーツの開発シーン。
徐々に開発を重ねて全身が出来上がっていく工程が丁寧に描かれているし、パワードスーツの開発途中のパーツ一つ一つの美術がリアルで説得力がある。

アイアンマン:画像2
▲腕が動力源である胸のアーク・リアクターに接続されている描写がリアル。

アイアンマン:画像3
▲野郎の憧れ、パワードスーツの装着シーンは実物とCGの合成だろうが、装着プロセスもリアルで魅力的。

アイアンマン:画像4
▲CAPCOMの格闘ゲームやってた頃はダサいと思っていたけど、映画になると魅力的に見える不思議。

クライマックスではアメコミ実写映画ヨロシクのガチンコバトルを見せてくれる。
ラストバトルはどうも大味になりがちなのだが、本作は嫌味に感じなかった。他の部分がしっかりと作り込んであり、物語に説得力を与えているからだろう。
上映時間約2時間と結構長いのだが、短く感じてしまうくらいの傑作である。

アイアンマン:画像5
▲諜報機関S.H.I.E.L.D.の長官ニック・フューリー(サミュエル・L・ジャクソン)も登場。

エンドロール後のニック・フューリーの登場で、ヒーローの競演が現実の物に!!
これ程の傑作なのに、アベンジャーズ(THE AVENGERS)への壮大な序曲に過ぎないとは驚きである。
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フロム・ダスク・ティル・ドーン(FROM DUSK TILL DAWN)

フロム・ダスク・ティル・ドーン
FROM DUSK TILL DAWN

1996年
アメリカ映画
108分

〔監督・製作総指揮・編集〕ロバート・ロドリゲス
〔製作〕ジャンニ・ヌナリ/マイアー・テパー〔製作総指揮〕ローレンス・ベンダー〔原案〕ロバート・カーツマン〔脚本〕クエンティン・タランティーノ〔撮影〕ギレルモ・ナヴァロ〔音楽〕グレーム・レヴェル
〔出演〕ハーヴェイ・カイテル/ジョージ・クルーニー/クエンティン・タランティーノ/ジュリエット・ルイス/サルマ・ハエック/フレッド・ウィリアムソン/トム・サヴィーニ/ダニー・トレホ
フロム・ダスク・ティル・ドーン:DVDジャケット
〔あらすじ〕
 クエンティン・タランティーノ扮する凶暴な囚人が、兄(ジョージ・クルーニー)とともに犯罪の限りを尽くす。牧師と彼の子供ふたりを人質にとった兄弟は、遠く離れたメキシコのナイトクラブに逃げ込む。だが、待っていたのは安らぎとは遠い血に飢えたバーの常連客たちだった。人質との協力を余儀なくされた兄弟の、生存を懸けた死闘が今始まる。

〔感想と雑談〕
個人評価:★★★★ オススメ度:★★★★

DVDの裏面を利用したあらすじが、若干、間違った内容の気がするが・・・、
ロバート・カーツマンの原案を基に、クエンティン・タランティーノが脚本、デスペラード(DESPERADO)のロバート・ロドリゲスが監督したホラー映画・・・。なのかな?

映画前半は犯罪者の逃亡劇を描く犯罪アクション、後半は吸血鬼との戦いを描くホラーと一粒で二度おいしい的な映画。
前半、後半のストーリーのギャップにどこまで乗れるかが映画を楽しむ鍵。
ある意味、観る人を選ぶ映画。ただ、B級映画好きには必須科目。

ロバート・ロドリゲスのB級テイスト満載な演出を愛してやまない人ならば、問題は無く全編楽しめることだろう。←私はガッツリ楽しめました!!

出演者を見回せば、ロバート・ロドリゲス映画お馴染みの顔ばかり。たまにジョン・サクソンのような変化球があるので要注意。

だが、一番の魅力(個人的意見)はサルマ・ハエックのナイスボディだろう。
その完璧な身体で5割ぐらい満足。

ありがとう、ロバート・ロドリゲス。

フロム・ダスク・ティル・ドーン:画像1
▲ジョージ・クルーニーはあまり好きではないが、この映画のセス・ゲッコー役はギラギラしててイイね。

フロム・ダスク・ティル・ドーン:画像2
▲私にとっての変化球。ジョン・サクソン。前知識ナシで観てたら、いきなりの登場で吹き出しそうになった。
燃えよドラゴンの出演で有名だが、その後はB級映画の人になってしまった・・・。

フロム・ダスク・ティル・ドーン:画像3
▲本来は特殊メイクの人、トム・サヴィーニ演じるは、その名もセックス・マシーン。

フロム・ダスク・ティル・ドーン:画像4
▲股間に卑猥な形をしたピストルを付けています。

フロム・ダスク・ティル・ドーン:画像5
▲よっ!待ってました!!地獄のサンタニコ(サルマ・ハエック)のワガママボディ。

フロム・ダスク・ティル・ドーン:画像6
▲ラテンの色香にメロメロですな。

フロム・ダスク・ティル・ドーン:画像7
▲地獄のサンタニコ(サルマ・ハエック)の美脚を伝って流れる酒を飲むリチャード・ゲッコー(クエンティン・タランティーノ)。
正直、羨ましい。

この映画、登場するキャラクターの魅力も抜群だが、演じる役者の演技を凄い!!
クエンティン・タランティーノとか、トム・サヴィーニって本職を辞めても、役者で生活できるよ!!
それぐらいのハマリ役。

ゼブラ軍団(ZEBRA FORCE)

ゼブラ軍団
ZEBRA FORCE

1975年
アメリカ映画
91分

〔監督・製作・原案・脚本〕ジョー・トルナトーレ
〔製作〕ラリー・プライス〔撮影〕ロバート・マクスウェル〔音楽〕チャールズ・アルデン
〔出演〕グレン・ワイルダー/マイク・レイン/リチャード・X・スラトリー/クレイ・タナー/アンソニー・カルーソ/ロックニ・ターキントン
ゼブラ軍団:DVDジャケット
〔あらすじ〕
 デトロイトの大ボス、サルバトーレの息子が経営するロスの賭博場。突如、大爆音と共に現れた8人の黒人がマシンガンを乱射し、マフィアたちを皆殺しにした。息子を殺されたサルバトーレは、ロスを仕切る顔役チャーリーのもとへ右腕のカーマインを送り込む。一方、アジトに戻った黒人一派“ゼブラ軍団”は、隊長である傷痍軍人ジョンソンの前でマスクを取ると、その下からは白人の顔が現れた!ヘロイン取引場やノミ屋を次々に襲うゼブラ軍団。だが、カーマインがゼブラ軍団の正体を突き止め、遂に両者の全面戦争が勃発する!!

〔感想と雑談〕
個人評価:★★★ オススメ度:★★★

この映画をB級と言わずして何がB級なのか、その名はゼブラ軍団!!
今のアメリカで再び作られる事はないだろう・・・。迷作・・・? 否、名作!!

あらすじで軽く掴みのネタバレかましてますが、黒人一派“ゼブラ軍団”は“黒人”のマスクを被った“白人”。そもそも黒人一派じゃなく、白人一派である。

ようするに、町にはびこる悪人共を駆除して、その容疑を黒人ギャングになすりつけているのである。
でもって、悪人共の組織に疑心感を抱かせて同士討ちをさせようって魂胆。

ここまで説明すると、なんかどうしようもない感じの映画なのだが、意外に面白い。

賭博場を8人のゼブラ軍団が襲うシーンからカッコイイ音楽とともにOPが始まる。
OPで流れる映像も、なかなかスタイリッシュで好きだ。

ゼブラ軍団:画像1
▲どうでもいい事だが、後で手を挙げたまま死んでるオッサンが非常にムカつく。
ギャグのつもりだろうが、まったく面白くない。

ゼブラ軍団:画像2
▲ベトナム帰りの傷痍軍人ジョンソン。顔半分は地雷を踏んだ事故で焼けただれ、片腕も失っている。
ときには隊長自ら出陣。片腕ながらも豪快に銃器をぶっ放す!!

ゼブラ軍団:画像3
▲意外に全体を通してのスタントも高いレベル。撃たれた拍子に電線に絡まりスパーク!!
アパートの窓を突き破って、下のプールに落ちる。役者の間近で爆発。カーチェイスも頑張っていると思う。

ゼブラ軍団:画像4
▲すべてを終えたジョンソンは・・・、自室に戻り、両腕の体操・・・?

この映画の最大のウリはラストのとんでもない落ち。

“黒”か“白”か・・・、はたまた“黒”か?

衝撃のラストはご自身でお確かめを・・・。

ローズマリー(THE PROWLER)

危険 ローズマリー
THE PROWLER

1981年
アメリカ映画
88分

〔監督・製作〕ジョセフ・ジトー
〔製作〕デヴィッド・ストレイト〔脚本〕グレン・レオポルド/ニール・バーバラ〔撮影〕ラウル・ロマス/ ホアオ・フェルナンデス〔特殊メイク〕トム・サヴィーニ〔音楽〕リチャード・エインホーン
〔出演〕ヴィッキー・ドーソン/クリストファー・ゴートマン/ファーリー・グレンジャー/ローレンス・ティアニー/シンディ・ワイントローブ/リサ・ダンシーズ
ローズマリー:DVDジャケット
〔あらすじ〕
 アバロン・ベイの住人たちの記憶に残る忌まわしい殺人事件。かつて町の女学院で行われた卒業ダンスパーティで女学生ローズマリーとそのボーイフレンドが何者かに惨殺されたのだ。犯人は不明のまま35年が過ぎ、久しぶりに再開された卒業パーティに、軍服に身を固めた殺人鬼が忍び寄る・・・。

〔感想と雑談〕
個人評価:★★★★ オススメ度:★★

80年代を代表するスラッシャー映画の傑作。軍服姿の殺人鬼が女学生たちを殺しまくり!

色々と怪しい行動をとる登場人物も出てきて、一応、ストーリーの根底には犯人捜しがあるのだが、いざ犯人の正体が分かったとき、犯人の印象が薄いこともあり、驚きがあんまりないのが致命的。正直、あんた誰?と言いたくなる。

色々な布石を撒きすぎて、回収できていないのも問題である。
35年前の事件との関係は?動機は?ミイラの謎は?そんな感じ・・・。

犯人死亡、動機不明のまま、ラストに向かって一直線。
最後のパム(ヴィッキー・ドーソン)が寮に戻って見るショックシーン?幻覚?はオマケのつもりだろうが、蛇足に感じてならない。

やはり、この映画の醍醐味はトム・サヴィーニによる特殊メイクに尽きる。
各ショックシーンは、非常によくできていて芸術の域。殺しの場面だけで映画の魅力80%くらい凝縮されている。監督もそれがウリだと理解しているのか、ショックシーンは非常に丁寧な演出だ。

ローズマリー:画像1
▲脳天からナイフが突き刺さる。刺さった瞬間に白目になる演出が怖い。

ローズマリー:画像2 
裸の姉ちゃんに突き刺さる農業用フォーク。
どういう仕組みになっているのだろうか?とか考えながら観るのも良いと思う。

ローズマリー:画像3
▲本作の数あるショックシーンの中でも、特に白眉な出来だと思うのはこのシーン。
襲われる女優さんの演技力+トム・サヴィーニの特殊メイクでインパクト大!

ローズマリー:画像4
▲首に食い込むナイフからしてどうなっているのか分からん。けど、本当にリアル。
この後、女優さんがプールに沈むシーンがあるのだが、ちゃんと首から血糊と気泡が出る演出もある。

SPOから販売されているDVDには、特典映像で『特殊メイクの舞台裏』が入っている。
ホラー映画に興味がある人、トム・サヴィーニに憧れる人は要チェックですぜ!

レジェンド・オブ・メキシコ/デスペラード(ONCE UPON A TIME IN MEXICO)

レジェンド・オブ・メキシコ/デスペラード
ONCE UPON A TIME IN MEXICO

2003年
メキシコ/アメリカ映画
102分

〔監督・製作・脚本・撮影・音楽〕ロバート・ロドリゲス
〔製作〕カルロス・ガラルド/エリザベス・アヴェラン
〔出演〕アントニオ・バンデラス/サルマ・ハエック/ジョニー・デップ/ミッキー・ローク/エヴァ・メンデス/ダニー・トレホ/ウィレム・デフォー
レジェンド・オブ・メキシコ:DVDジャケット
〔あらすじ〕
 「たった一人で、2つの町を始末した男がいる」。情報屋ベリーニは酒場で男の伝説を語っていた。語る相手は、CIA捜査官サンズ。彼は腕利きの殺し屋を探していた。そしてベリーニが引き合わせたガンマンこそが伝説の男“エル・マリアッチ”だ。クーデター計画の裏でそれぞれの思惑が複雑にからみあう。そして11月2日“死者の日”。メキシコが揺るがす激戦が、火蓋を切る!

〔感想と雑談〕
個人評価:★★★ オススメ度:★★★

ロバート・ロドリゲスが監督したエル・マリアッチ(EL MARIACHI)から始まる“エル・マリアッチ”シリーズの第3弾。
アントニオ・バンデラス、サルマ・ハエックら前作からの続投組に加え、ジョニー・デップら豪華なゲスト陣が新たに加わり、壮絶なアクションが展開した割にはパッとしない印象の作品。

個々のキャラクターの造形は面白いし、各キャラの思惑が絡まるストーリーも複雑だが良いと思う。
だけど、何か足りないと感じるもどかしさ。

前作、前々作にはあった少ない製作費の中で面白い作品を作ろうという意識が薄いのか。
増えた(と思われる)製作費を最大限利用した爆発や銃撃戦など、表面的娯楽を追及している印象。脱B級映画を目指しましたって感じ。B級映画を撮ってこそ輝く監督なのに・・・。

しかしながら、そこはロバート・ロドリゲス。所々に仕掛けられたB級魂も感じられる。
エル・マリアッチの放つ銃弾にオーバーに吹き飛ぶ敵たち。前作でも同じみのギター兵器。ジョニー・デップ演じるCIA捜査官サンズのハチャメチャぶり。面白いと感じられるポイントも多々あり。
アクションシーンの撮り方、見せ方にこだわった場面作りなど、一癖あるが、やっぱり大好きな監督の一人である。

ロバート・ロドリゲスは今後もB級映画道を極めていってほしい。

唯一残念だったのが、サルマ・ハエックの出番の少なさ。デスペラード(DESPERADO)やフロム・ダスク・ティル・ドーン(FROM DUSK TILL DAWN)からサルマ・ハエックの色香に魅了されていた自分としてはショックだった・・・。死に役だし。

レジェンド・オブ・メキシコ:画像1
▲ラテンの色香感じるアントニオ・バンデラス。この役が一番好き。

レジェンド・オブ・メキシコ:画像2
▲今作のビックリドッキリメカ。ギターケース型火炎放射器。
本作ではギターケース型ラジコン爆弾もあるが、前作のギターケース型ロケットランチャーやマシンガンのインパクトには勝てなかった。

レジェンド・オブ・メキシコ:画像3
▲みんな大好きジョニー・デップ演じるCIA捜査官サンズ。
付け髭付けたり、変装したり、バリーリョ(ウィレム・デフォー)に捕まって目玉を繰り抜かれたり、こういった変な役(褒め言葉)やらせたら天下一品。

レジェンド・オブ・メキシコ:画像4
▲目が見えないのに足音で気配を感じて敵を撃つ。
たかがメインカメラをやられただけだのアムロ・レイ、目が見えないからこそ双子座の迷宮を抜けれた紫龍に通ずる。
実に漫画的発想。そんなセンスもロバート・ロドリゲスの魅力の一つである。

地獄の門(CITY OF THE LIVING DEAD )

危険 地獄の門
CITY OF THE LIVING DEAD

1980年
イタリア映画
92分

〔監督・原案・脚本〕ルチオ・フルチ
〔製作〕ジョヴァンニ・マシーニ〔共同原案・脚本〕ダルダーノ・サケッティ〔撮影〕セルジオ・サルヴァティ〔音楽〕ファビオ・フリッツィ〔特殊メイク〕ジノ・デ・ロッシ
〔出演〕クリストファー・ジョージ/カトリオーナ・マッコール/カルロ・デ・メイヨ/アントネッラ・インテルレンギ/ジャネット・アグレン/ファブリツィオ・ジョヴィーネ
地獄の門:DVDジャケット
〔あらすじ〕
 ニューヨークで交霊会に参加していた霊能者メアリーは、ダンヴィッチの墓地でトーマス神父が自殺する姿を霊視し、そのショックで息絶える。神父は自殺と言う冒涜行為を行うことで地獄の門を開こうとしたのだ。埋葬されるも棺の中で息を吹き返したメアリーは、彼女を救出した新聞記者のピーターと共に、地獄の門を閉じるべくダンヴィッチへ赴く。だが、そこは既に蘇った死者が生者を襲う死霊の町と化していた!

〔感想と雑談〕
個人評価:★★★ オススメ度:★★


映画とはフィクションである。その映画に疑問を投げ掛けることは愚かな行為である。
映画とは感じるものだ。そして、浸るものである。ツッコミながら観るのも楽しいが・・・。

そう改めて感じさせてくれる映画、それがルチオ・フルチの地獄の門である。

ストーリーは二の次、良く分からんし、面白くもない。
しかし持ち前のショックシーンですべてを丸め込み、ソッチの趣向を好む人たちの心をグッと鷲づかみにする。

冒頭で神父の殺人を透視して死んだはずの霊能者メアリーが棺の中で目覚める。自殺したはずの神父を目撃したダンヴィッチの町民たちは謎の怪死を遂げる。

内臓を吐き出す女。脳ミソを掴み出される男。背後に突然出現するゾンビ・・。突然、部屋の窓が開いて巻き起こる蛆虫の嵐。etc

なぜ?Why?すべてを疑問に感じてはならない。
繰り広げられるショックシーンの連続に身を委ねるのだ。

そうすればこの地獄の門を1.5倍くらい楽しめることだろう。
 
地獄の門:画像1
▲神父の姿を見たら・・・、血の涙と共に内臓を吐き出しました。
最初の数カット意外はダミーヘッドを使用しての内臓吐き(10秒くらい)。もう、マジシャンの国旗を口から出すマジックみたいですわ。

地獄の門:画像2
▲殺人者と間違えられて変質者ボブは脳天をドリルで貫かれる。

地獄の門:画像3
▲何故か・・・、いやっ・・・ゲフンゲフン、来るべくして部屋の中に蛆虫の嵐が襲う。

地獄の門:画像4
▲ゾンビより怖い?霊能者メアリー(カトリオーナ・マッコール)の顔。

怒りの荒野(DAYS OF WRATH)

怒りの荒野
DAYS OF WRATH

1967年
イタリア/ドイツ映画
109分

〔監督〕トニーノ・ヴァレリ
〔脚本〕エルネスト・ガスタルディ〔撮影〕エンツォ・セラフィン〔音楽〕リズ・オルトラーニ
〔出演〕ジュリアーノ・ジェンマ/リー・ヴァン・クリーフ/アンドレア・ボシック/ウォルター・リラ
怒りの荒野:DVDジャケット
〔あらすじ〕
 誰からも馬鹿にされている青年スコットは、街を訪れた凄腕ガンマン、タルビーに弟子入りする。旅の中で「ガンマン十ヶ条」を次々とものにし、颯爽と街に戻ってくるスコット。いつしか二人は街を牛耳るパートナーとなるが、タルビーの血も涙もないやり方にスコットは疑問を感じ始める・・・。

〔感想と雑談〕
個人評価:★★★★ オススメ度:★★★

ジュリアーノ・ジェンマとリー・ヴァン・クリーフ。本作の最大の魅力はこのキャスティングにあるといえる。真面目な好青年がハマリ役のジュリアーノ・ジェンマと凄腕ガンマンがハマリ役のリー・ヴァン・クリーフ、互いの持ち味を出し切って、ラストの師弟対決まで多彩なガンアクションとともに飽きさせることなくストーリーは進む。

怒りの荒野:画像1
▲OPは渋顔リー・ヴァン・クリーフとドヤ顔ジュリアーノ・ジェンマの連打。

怒りの荒野:画像2

娼婦の私生児スコットは、クリフトンの街で住民たちから冷たい目で見られながら掃除人として暮らしていた。そこに凄腕ガンマン・タルビーが現れる。
スコットは周りの住民とは違い、普通の人間として接してくれたタルビーに強い憧れを抱き、弟子入りを志願する・・・。
髭で無表情、クールな男たちがひしめくマカロニ・ウエスタンの世界でここまで素朴な好青年がいたでしょうか。
映画を観ている人間誰もが自然とスコットに感情移入し、応援したくなってくる。

弟子入りしたスコットはタルビーからガンマン十ヶ条という心得を教わる。
このガンマン十ヶ条はラストの師弟対決でも大きな意味を持つことになる重要なキーワードで、物語の核ともいえる部分。

第一条 絶対相手に頭を下げるな。

第二条 絶対相手を信用するな。

第三条 拳銃と目標の間に入るな。

第四条 鉄拳は弾と同じである。最初の一発がものをいう。

第五条 傷つけた敵には止めをさせ。さもなくば相手がおまえを倒す。

第六条 危険な時ほどよく狙え。

第七条 相手の縄を解くときには、まず拳銃をとりあげろ。

第八条 いかなる場合も必要以上の弾をあたえるな。

第九条 たとえ不利であっても挑戦には応じなければならない場合がある。

第十条 皆殺しにするまでやめるな。
 
怒りの荒野:画像3
▲心得を教わり、非情なガンマンとして街に戻ったスコット。ダークサイドに落ちました。

力で街を支配し始める二人。しかし、スコットはタルビーの非情なやり方に徐々に疑問を持ち始めます。唯一スコットをかわいがってくれていた老人・マーフがタルビーによって殺されるに及んでついに師弟関係は決裂。
スコットはタルビーに教わったガンマン十ヶ条を一つ一つ確認しながら、タルビーの手下たちを倒し、師匠との決闘に歩みを進めていく。

怒りの荒野:画像4

老人の形見であるドク・ホリディの拳銃を手にしたスコットは、かつての師匠を倒す。傷を負い許しを乞うタルビーに向かって、第五条 傷つけた敵には止めをさせ。さもなくば相手がおまえを倒す。の教えの通りにとどめの弾丸を射ち込む。

オーソドックスな仇討ストーリーながら、ラストの対決相手が自分のかつての師匠というのも本作の魅力でしょう。 燃える展開と感情を高揚させるBGM、傑作マカロニ・ウエスタンここにアリ。

エクスタミネーター(THE EXTERMINATOR)

危険 エクスタミネーター
THE EXTERMINATOR

1980年
アメリカ映画
101分

〔監督・脚本〕ジェームズ・グリッケンハウス
〔製作〕マーク・バンツマン/レスター・バーマン〔撮影〕ロバート・M・ボールドウィン〔音楽〕ジョー・レンゼッティ〔特殊メイク〕スタン・ウィンストン/トム・バーマン
〔出演〕ロバート・ギンティ/クリストファー・ジョージ/サマンサ・エッガー/スティーヴ・ジェームズ/トニー・ディ・ベネデット/ディック・ボッチェリ
エクスタミネーター:DVDジャケット
〔あらすじ〕
 ベトナム戦争の後遺症を引きずる青年ジョンは、倉庫荒らしを働いたチンピラたちに元戦友のマイケルを襲われ、半身不随にされてしまう。戦場で命を救ってくれた恩人であるマイケルの仇討ちに、ジョンはチンピラたちへの復讐を決行。怒りの炎は心の奥底で燻っていたドス黒い破壊衝動に火をつけ、彼を必殺処刑人“エクスタミネーター”に変える。ベトナム仕込みの殺人法を駆使し、街の悪人どもに次々と死の鉄槌を下すジョン。CIAに追われ、凄惨な殺戮を重ねる彼の行きつく果てに待つものとは!?

〔感想と雑談〕
個人評価: オススメ度:

一言で表現するならば、観た後に何も残らない映画・・・。それがエクスタミネーター。
冒頭の斬首シーン、悪人のミンチシーンをMAXにラストに向けて心惹かれるシーンも特に無く、テンションは下がる一方。
加えて主役のロバート・ギンティに華が感じられず、演技の一つ一つにイライラが増すばかり・・・。
ふーん、そうなんだ~・・・程度の感想しか持てないB級映画。C級かもね・・・。

エクスタミネーター:画像1
▲冒頭の斬首シーン。首の皮一枚で繋がる首がリアル。このシーンでこの映画の80%は終了。


エクスタミネーター:画像2
▲残り15%は人間ミンチ。後の5%は寝るなり、仕事や宿題を各自進めても問題ありません。

同じ様な内容の映画なら、マーティン・スコセッシ監督のタクシードライバーの方がショックシーンの多さに違いはあれど、惹かれる場面も多いし、心に残る。←監督の腕の差、主役のオーラの差もありますが・・・。

無駄なシーンも多いのもイライラに拍車を掛ける。

・暗黒街のボス宅でのドーベルマンとの死闘。3分くらい揉み合って何とか難を逃れるが、その後、丁寧に手を洗い、顔を拭く・・・。

・老人を襲っていたチンピラを止めようとしていた若者のバイクを奪って、チンピラに制裁を加えようとするが・・・、バランス崩して転んで一転ピンチのジョン。←善人からバイク盗むとは・・・。顔も晒しまくり。
エクスタミネーター:画像3
▲ダサっ!そして、ウザっ!

・さらには半身不随のマイケルの生命維持装置を切って死なせてあげる優しいジョン。丁寧にもその後、マイケルの奥さんに事実を伝えて納得させます。←普通、納得しないよね。馬鹿なの?死ぬの?

最後の最後でジョンがエクスタミネーターだと気付く無能の警察。上記、これだけの証拠があるのに・・・、ただの馬鹿としか思えん。

一体、ジョンは何がしたいのか・・・。今いち理解に苦しむ。
エクスタミネーター:画像4
▲素人臭い演技が爆発!エクスタミネーター!

デスレース2000(DEATH RACE 2000)

デスレース2000
DEATH RACE 2000

1975年
アメリカ映画
78分

〔監督〕ポール・バーテル
〔製作〕ロジャー・コーマン〔原案〕イブ・メルキオー〔脚本〕ロバート・ソム/チャールズ・B・グリフィス〔撮影〕タク・フジモト〔音楽〕ポール・チハラ
〔出演〕デヴィッド・キャラダイン/シモーネ・グリフェス/シルヴェスター・スタローン/ロバータ・コリンズ/ルイザ・モリッツ/メアリー・ウォロノフ/ドン・スティール
デスレース2000:DVDジャケット
〔あらすじ〕
 西暦2000年。世界人口の増加に伴い画期的なスポーツが考案された。その名は“デスレース”。時速240キロ以上のスピードで全米を横断、行き交う人々を轢き殺し、その人数を競うこの死のレースは世界中を虜にした。最速マシン、モンスター号を操るチャンピオン、フランケンシュタインはスタートを今や遅しと待ち焦がれる大観衆の声援に包まれながら死と隣り合わせの緊張に身を委ねる。彼の座を狙うライバル達の過激な挑発。それを物ともせずコクピットに座るフランケンシュタインの目にフラッグが振られた!耳を劈く爆音を残し、史上最速のレースが今、スタートした・・・。

〔感想と雑談〕
個人評価:★★★★★ オススメ度:★★★

カッコイイタイトルに反して脱力系のB級映画。ただ、駄作ではなく、大傑作!!
適度なエロス、適度なバイオレンス、適度なアクションシーン・・・。本編78分という短さもあり、睡魔に襲われることも無くパッと楽しめるB級映画の教科書的作品。

2011年に購入したDVDで一番楽しめたのはコイツかもしれない・・・。何はともあれ一番面白いのはデスレースの設定。

◎デスレース・ルール
ロサンゼルスからニューヨークまでの5000キロを完全武装したスーパーカーで爆走。速度制限無視。順位だけでなく途中、一定の人間を轢き殺し、その人数も競う。老人、子供等、抵抗する手段を持たない人々を殺害するとボーナス・ポイントが与えられる。独裁国家となったアメリカ合衆国が主催。オリンピック、ワールド・カップを凌ぐ世界的スポーツ・イベント。

不謹慎この上ないルール。劇中で渋いオジサマがポイントについて丁寧に語る。
他にも、車の前に飛び出して度胸比べをする馬鹿な奴ら、フランケンシュタインの熱烈なファンである故にその身をわざと車の前に投げ出し、ポイントとなる娘。安楽死デーと銘打って病院前の道路に老人を放置する病院関係者たち・・・。
もう・・・、素敵なシーンのオンパレード。爆笑必至!!

デスレース2000:画像1
▲完全武装したスーパーカー・・・?マリオカート並み。クッパ乗っててもオカシクないよ。

デスレース2000:画像2
▲シルベスタ・スタローン演じる荒くれ者マシンガン・ジョー。
フランケンシュタインに話題を持っていかれるのがご不満の様子。登場した途端にブーイングの嵐を浴び、観衆に向かってマシンガンを連射。馬鹿で単細胞でクズだけど、どこか憎めない。

デスレース2000:画像3
▲孤高の天才レーサー・フランケンシュタイン。
過去の度重なる事故から体の半分以上は移植と改造が施されているらしい・・・、股間も移植されたモノらしい。

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▲マスクを外すとあら不思議。小籔千豊さんじゃないですか!

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▲みんな大好き安楽死デー。皆さんもデスレースの際には要らない人間を道路に並べて置きましょう。

犬神家の一族

危険 犬神家の一族

1976年
日本映画
145分

〔監督・脚本〕市川崑
〔原作〕横溝正史〔脚本〕長田紀生/日高真也〔撮影〕長谷川清〔美術〕阿久根巌〔録音〕大橋鉄矢〔照明〕岡本健一〔音楽〕大野雄二〔編集〕長田千鶴子〔スチール〕橋山直己〔助監督〕加藤哲郎〔製作担当〕中村賢一〔製作補〕藤田光男〔衣装協力〕浅草仲満
〔出演〕石坂浩二/島田陽子/あおい輝彦/高峰三枝子/草笛光子/三条美紀/川口晶/坂口良子/地井武男/三國連太郎
犬神家の一族:DVDジャケット
〔あらすじ〕
 昭和22年、信州財界のフィクサー・犬神佐兵衛が那須の本宅にて死亡。犬神家の顧問弁護士・古館の助手・若林はやがて起きる事変を察知。東京から私立探偵の金田一耕助を召還するが、彼の到着後、若林は殺害されてしまう。そして、佐兵衛の娘の三姉妹は、亡き父の遺言を巡って骨肉の争いを繰り広げる。

〔感想と雑談〕
個人評価:★★★ オススメ度:★★★


角川書店が映画製作に乗り出した“角川映画”の第1作目にして、最高の角川映画。
物語は信州財界のフィクサー・犬神佐兵衛(三國連太郎)が一族に見守られる中、亡くなる場面から始まる。
直後、画面が暗転し・・・。
犬神家の一族:画像1
▲ドーンと黒背景に白文字題名。

大野雄二が手掛けた印象的なテーマ曲『愛のバラード』が流れ始め・・・、出演者、スタッフの名前が画面いっぱいのデカデカ明朝体文字で挿入されていく。最後に『監督 市川崑』!
涎が出そうなくらい痺れるOP。このOPだけで、何だかグイグイっと心惹かれてしまう。

物語はミステリーにありがちな遺産相続モノですが、映画放映当時に最高峰と言っても過言でない出演者たち、金田一耕助役の石坂浩二のひょうひょうとした演技など、数ある金田一耕助シリーズでも最高傑作との呼び声高いのが本作品。

金田一耕助シリーズで印象的なのは、やっぱり殺害現場の場面。
テレビ番組『知ってるつもり?!』で横溝正史特集やってるときにやたら被害者の殺害現場の場面ばかり画面に映って、当時小・中学生の私は恐怖した記憶が・・・。
アブナイ表現ですが、横溝正史&市川崑作品には殺しの美学的な何かがある模様。
犬神家の一族:画像2
▲それじゃ地井さん!散歩行けないよ~!な生首・地井武男。ちゃちいけど怖いです。

2006年には同監督でセルフリメイクされたが、映画自体の出来は本作を超える面白さはなかった。唯一、オリジナル超えたかなと感じたのは犬神佐清役の尾上菊之助。マスクを被った青沼静馬と真面目な青年の犬神佐清の演じ分けが凄いなぁ~と、別にあおい輝彦が嫌いなわけではないが・・・、戦争から戻ったという役どころなのに肥えているんですもん!

犬神家の一族:画像3
▲髭青!肥え過ぎ!病院坂の首縊りの家の山内敏男役の方が似合ってるぞ!

シルバー・サドル 新・復讐の用心棒(THE MAN IN THE SILVER SADDLE)

シルバー・サドル 新・復讐の用心棒
THE MAN IN THE SILVER SADDLE

1978年
イタリア映画
94分

〔監督〕ルチオ・フルチ
〔製作〕ピエロ・ドナッティ〔脚本〕アドリアーノ・ボルツォーニ〔撮影〕セルジオ・サルヴァティ〔音楽〕フランコ・ピクシオ/ファビオ・フリッツィ/ヴィンス・テンペーラ
〔出演〕ジュリアーノ・ジェンマ/スヴェン・ヴァルセッキ/ジェフリー・ルイス/エットレ・マンニ/シンツィア・モンレール/ドナル・オブライエン/アルド・サンブレル
シルバー・サドル 新・復讐の用心棒:DVDジャケット
〔あらすじ〕
 流れ者のガンマン、ロイは、依頼を受けて賞金首の待つ墓地へ向かう。だが、そこに現れたのは小さな男の子だった。少年が富豪バレットの血縁と知り、裏に何かある睨んだロイは、“スネーク”と異名をとるガンマンを味方につけて少年をかくまうが・・・。

〔感想と雑談〕
個人評価:★★★ オススメ度:★★

マカロニウエスタンの花形スター、ジュリアーノ・ジェンマ主演の傑作映画。 怒りの荒野派、荒野の1ドル銀貨派に別れがちなジュリアーノ・ジェンマ事情、私はこの映画が何故か一番好きだ。
ニヒルだが、人情味もあり、王道の正義のヒーローを演じるジュリアーノ・ジェンマ・・・、カッコイイ。

シルバー・サドル 新・復讐の用心棒:画像1
▲マカロニ・ウエスタンの顔、ジュリアーノ・ジェンマ。

全編を渡って流れる爽やかテーマ曲、トーマス・バレット・ジュニア役を演じたスヴェン・ヴァルセッキの可愛さ、マカロニ・ウエスタンにしては残酷なシーンもあまり無く、家族揃って観ることができるのもポイント高い。

シルバー・サドル 新・復讐の用心棒:画像2
▲ソッチの趣味は無いけど可愛ええな~。

しかしこの映画、忘れちゃいけないことが一つある。 それは、監督がサンゲリアなどで有名な虐殺マエストロ、ルチオ・フルチということ。

ルチオ・フルチは生涯で三本のマカロニ・ウエスタン映画の監督をしたが、このシルバー・サドル 新・復讐の用心棒が最後の作品。この映画を観れば、ルチオ・フルチが残酷な演出に頼らずとも良い映画が撮れる優れた監督であったことが理解できるだろう。

あえてルチオ・フルチっぽいなぁ~と感じるとしたら、銃弾が当たった時の血糊とか、銃創の描写ぐらい。

シルバー・サドル 新・復讐の用心棒:画像3
▲テンポ良く進むストーリー、主人公と少年との友情、バレット家への復讐・・・。 忘れちゃいけないガンアクション。

シルバー・サドル 新・復讐の用心棒:画像4
▲爽やかなテーマ曲とともに、爽やかなジュリアーノ・ジェンマの笑顔で迎えるラスト。 後味スッキリなマカロニ・ウエスタン。

プロジェクトA(PROJECT A)

プロジェクトA
PROJECT A

1983年
香港映画
105分

〔監督・脚本〕ジャッキー・チェン
〔製作総指揮〕レイモンド・チョウ〔製作〕レナード・K・C・ホー〔脚本〕エドワード・タン 〔撮影〕チャン・ユイジョウ〔音楽〕マイケル・ライ
〔出演〕ジャッキー・チェン/ユン・ピョウ/サモ・ハン・キンポー/ディック・ウェイ
プロジェクトA:DVDジャケット
〔あらすじ〕
 巨悪がはびこる20世紀初頭の香港。ドラゴンが所属する海軍隊は、非道の限りを尽くす海賊の撃滅を命じられるも、逆に戦艦を爆破され、ライバルのジャガー率いる陸軍部隊に合併されてしまう。初めはいがみ合ってばかりの両者だったが、やがて海賊退治を通して友情が芽生え、ちゃっかり屋の盗賊フェイも加わって、海賊のアジトである社交クラブへ乗り込み、捨て身の征伐作戦“A計画”を決行する。

〔感想と雑談〕
個人評価:★★★★ オススメ度:★★★★

夕日に染まったヨットハーバー・・・。勇ましい音楽とともに金曜ロードショーのロゴがフェードイン。
風景が夜景に変わり、映画の題名が映し出される・・・。
ドン、ドン、ドン、ドン、ドドドドーン・・・という独特なBGMの中、ゴールデン・ハーベストのロゴが表示され、あのテーマソングが流れ始める。
そう・・・、今回レビューする映画はジャッキー・チェン主演の名作、プロジェクトA。 もうビデオテープが擦れ切れるぐらい観た記憶のある大好きな映画である。

アクション、ギャグ、ストーリーどれをとっても素晴らしく、何度見ても完璧!もう70年代後半から80年代のジャッキー・チェンは神がかってますな。

見所は序盤の酒場での陸軍海軍入り乱れての乱闘、高級VIPクラブでの格闘、時計塔からの落下、3対1で繰り広げられる強敵サン(ディック・ウェイ)とのラストバトル。アクションシーンはどれもこれも注目です。
プロジェクトA:画像1
▲ドラゴン(ジャッキー・チェン)とジャガー(ユン・ピョウ)の格闘シーン。

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▲伝説の時計塔落下スタント。ちょっと、そこ!あれはマースだとか野暮なこと言うなや!

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▲お馴染みのディック・ウェイ。雑魚キャラ演じることが多いけど、今回は大物。

プロジェクトAマイベストシーンは密輸犯チャンを捕まえに高級VIPクラブに行く場面。
店内での乱闘の末、後一歩までチャンを追い詰めたドラゴンだったが、海賊と裏で繋がるチョウの登場により逃しそうなってしまう・・・。さらには、チー総監に勝手な行動についてチョウに謝罪しろと言われ・・・。警察手帳を投げ捨てるドラゴン。

続きは是非、自分の目でお確かめを・・・。
プロジェクトA:画像2
▲この頃のジャッキー・チェンはマジイケメン。男前!

警察なんて辞めてやるぜ。へん・・・!!
これで文句ないだろう!!勝手にさせてもらうぜぇ!!←石丸博也調に脳内変換。

西部決闘史(RETURN OF SABATA)

西部決闘史
RETURN OF SABATA 

1972年
イタリア映画
106分

〔監督・脚本〕フランク・クレイマー
〔脚本〕レナート・イッツォ〔撮影〕サンドロ・マンコーリ〔音楽〕マルチェロ・ジョンビーニ
〔出演〕リー・ヴァン・クリーフ/ライナー・ショーン/ジャンピエロ・アルベルティーニ/ペドロ・サンチェス/アンナベラ・インコントレラ/ジャンニ・リッツォ/ジャクリーヌ・アレクサンドレ
西部決闘史:DVDジャケット
発売元:スティングレイ 販売元:東宝
〔あらすじ〕 
 アメリカ南西部の町ホブソンビル。町民からの信用の厚いマッキントックは町の建設計画を進めていた。ある日、町にサーカスの一団が到着、目玉の早射ちショーで人気を博す。ショーの主役サバタは、一座の女が殺される事件をきっかけに、マッキントックの悪事を嗅ぎつける。マッキントックは町民から集めた金貨を偽札に換金しドロンを決め込む腹積もりだったのだ。サバタは、南北戦争時代の部下クライドと組んで、金貨のありかを突き止めようとするが、マッキントックは容赦なく殺し屋をさしむける。

〔感想と雑談〕
個人評価:★★★ オススメ度:★★★★

1970年に公開された西部悪人伝から 始まるサバタ三部作の最終作。西部悪人伝でサバタを演じたリー・ヴァン・クリーフが再びサバタ役を熱演している。二作目の大西部無頼列伝の主役は荒野の七人でお馴染みのユル・ブリンナー。

本作は数あるマカロニ・ウエスタン映画の末期に作られた娯楽作品。マカロニ特有の残虐性を排し、スタイリッシュな登場人物、二転三転するストーリーなど、観客を楽しませる要素がふんだんに盛り込まれている傑作である。

見所は様々な仕掛けが施された秘密兵器の【銃】。
サバタが持っている7連発(4発は銃身から、3発はグリップの底から!仕組みは謎)多銃身カスタム・デリンジャー、掌に隠れるサイズのパーム・ピストル等々、バラエティ豊かなラインナップが魅力的。

西部決闘史:画像1
▲カッコイイOPシーン。役者名の後のIN・・・からの題名。この流れが何故か好き。

そしてポンポポンポポンポンポン×2から始まる陽気な歌。

その男の名はサバタ
奴こそ西部一の早撃ち名人
9の指 4の銃身デリンジャー
サバタ 誰もが恐れる無敵のガンマン
命が惜しけりゃ奴から逃げろ
カネがほしけりゃ 金持ちになりたけりゃ
いい暮らしがしたけりゃ ワルになるっきゃない
カネがほしけりゃ 金持ちになりたけりゃ
いい暮らしがしたけりゃ ワルになるっきゃない
サバタ 西部一の早撃ち名人
4の銃身デリンジャー
サバタ 誰もが恐れる無敵のガンマン

とても良い歌詞。いい暮らしがしたけりゃワルになるっきゃない・・・、その通り。
是非、座右の銘にしましょう。
9の指 4の銃身デリンジャー・・・。9の指・・・?
リー・ヴァン・クリーフの右手中指は第一関節から先が事故の為に欠損しているからなのだろうか。個人の身体の特徴を歌詞に盛り込むとは・・・、実にワイルド。

西部決闘史:画像2
▲この鋭い眼光、渋いっす!こんな素敵なオジサマになりたいよね。
 
西部決闘史:画像3
▲個人的にツボだったのは人間パチンコ男。M字開脚からの必殺の一発。
映画の中で弾を外した描写は一切無し。ある意味、サバタより凄い。




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