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皆殺しの用心棒(ONE AFTER THE OTHER)

皆殺しの用心棒
ONE AFTER THE OTHER

1969年
イタリア映画
93分

〔監督〕ニック・ハワード
〔脚本〕ジョヴァンニ・シモネッリ/ニック・ノストロ/マリアノ・デ・ローペ/カルロス・エミリオ・ロドリゲス〔撮影〕マリオ・パチェコ〔音楽〕フレッド・ボングスト/ベルト・ピサーノ
〔出演〕リチャード・ハリソン/パメラ・トゥーダー/ポール・スティーヴンス/ホセ・ボダロ/ホセ・マルティン・ペレス/ヨランダ・モディオ
皆殺しの用心棒:DVDジャケット
〔あらすじ〕
 山賊一味が銀行を急襲、大金が略奪される。その際に一人の銀行員が抵抗し、射殺された。数日後、正体不明のガンマンが町にやって来る。男の名はスタン。近視で眼鏡を外すと何も見えないが、腕っ節は滅法強い。スタンは殺された銀行家が親友だったと告白、強奪事件の捜査を開始する。慌てたのは銀行家のジェファーソン。実は彼が事件の黒幕だったのだ。スタンは山賊の首領から証言を引き出すが、ジェファーソンの手下に捕まって凄絶なリンチを受ける。眼鏡を奪われ、絶体絶命のその時・・・。

〔感想と雑談〕
個人評価:★★★ オススメ度:★★★

スタン 見逃してくれ!
[グレンの台詞より]

マカロニ・ウエスタン映画初?インテリガンマンが主役の異色作。
夕陽のガンマン(1967)のモーティマー大佐と双璧を成すようなインバネスコートにオシャレなベスト。銀縁の眼鏡をかけて登場するインテリ男のスタン(リチャード・ハリソン)。
コートの裏にはスペアの眼鏡。マカロニ・ウエスタンの主役特有のムサッ苦しさは微塵も感じられず、戦う男のトレードマークである髭さえも見当たらない。まるでその辺のサラリーマン並みの身だしなみ。
だが・・・、彼が異色なのはそれだけの理由だけではない・・・。

皆殺しの用心棒:画像1 
▲とてもマカロニ・ウエスタンの主役とは思えない?

皆殺しの用心棒:画像2 
▲コートの下にはスペアの眼鏡がズラリ。

キザで腕っぷしが強く、顔も一応はハンサム風味。
ここまでの表現だとただのカッコ良い男なのだが、彼にはそのカッコ良さを打ち消す大きなマイナス面があった。

スタンは酷く陰湿な性格なのだ。

この映画、物語は非常にスタンダードなもの(マカロニ・ウエスタン的には)で敵対する組織の間で主役が暗躍⇒捕まってリンチ⇒復讐という感じの流れなのだが、その復讐方法が極めて陰湿。
一人、また一人と怯えさせて復讐していく様はまるで悪魔。

皆殺しの用心棒:画像3 
▲①復讐相手に棺を届け、怯えさせてから物陰から狙撃。

皆殺しの用心棒:画像4 
▲②敵の手下にダイナマイトをくくりつけて・・・。

皆殺しの用心棒:画像5 
▲遠くから狙撃して爆殺!!歪んだ性格の主人公。

皆殺しの用心棒:画像6 
▲遂には敵の親玉ジェファーソン&側近グレンも怯えて仲間割れ。

残念なポイントとしたら敵が全体的に小物だという事と、ガンプレイが少ない事ぐらい。
それ以外は登場人物は魅力的だし、出てくる女性は綺麗な人が多いなど、マカロニ・ウエスタンとしてはかなり上質な映画であることは間違いない。
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真昼の用心棒(MASSACRE TIME)

真昼の用心棒
MASSACRE TIME

1966年
イタリア映画
93分

〔監督〕ルチオ・フルチ
〔製作〕フェルナンド・ディ・レオ/オレステ・コルテラツィ〔脚本〕フェルナンド・ディ・レオ〔撮影〕リカルド・パロッティーニ〔音楽〕ラッロ・ゴーリ/セルジオ・エンドリゴ
〔出演〕フランコ・ネロ/ジョージ・ヒルトン/ニーノ・カステルヌオーヴォ/ジョン・マクダグラス/リナ・フランケッティ
真昼の用心棒:DVDジャケット
〔あらすじ〕
 母親の死後、故郷の村を出て用心棒として放浪していたトムは、友人から手紙を受け取った事で久しぶりに村に帰ってきた。しかし、村は昔とは状況が一変していた。村はスコット一味に牛耳られ、彼らの悪行に村人たちは苦しんでいた。トムは兄のジェフリーと共に調査を進めるうち、スコットが自分の実父である事を知る。その時、彼の息子スコット・ジュニアが財産を独り占めせんと、スコットを射殺してしまう。トムはスコット・ジュニアと最後の対決に臨む。
[From Wikipedia]

〔感想と雑談〕
個人評価:★★★★ オススメ度:★★★★

よう 旦那!
[ジェフリーの台詞より]

フランコ・ネロ主演、ルチオ・フルチ監督のマカロニ・ウエスタン映画です。
フランコ・ネロのガンマン演技も安心して観ることができるのだが、本作は脇を固めるジョージ・ヒルトンやニーノ・カステルヌオーヴォなどもそれぞれ魅力的なキャラを演じていてとても面白い。

のちにイタリアホラー映画界で名を馳せることとなるルチオ・フルチが監督というのも注目ポイントの一つでしょう。
物語自体はマカロニ・ウエスタンど真ん中の直球勝負。
久々に故郷に帰ってきたら、家や土地を村を牛耳る権力者に奪われ、兄もアル中状態で役に立たず・・・。しかし、家や土地を奪ったその権力者が主人公の本当の父親だったとか、実質の独裁者はその息子で主人公の実の弟など、変化球を交えながらもテンポ良く物語は進みます。

真昼の用心棒:画像1 
▲緊急の連絡により故郷に戻るトム・コーベット(フランコ・ネロ)。

真昼の用心棒:画像2 
▲村を牛耳るスコット(ジョン・マクダグラス)と狂気の息子スコット・ジュニア(ニーノ・カステルヌオーヴォ)。

スコット・ジュニアの狂気の沙汰を止めることができないスコット(親父)。
実は兄であったトムに遺産を奪われることを危惧したスコット・ジュニアはスコット(親父)さえも殺してしまう。

真昼の用心棒:画像3
真昼の用心棒:画像4 
▲エグくてしつこい鞭打ちはルチオ・フルチならではの残酷描写。

真昼の用心棒:画像5 
▲額にポッカリと開いた銃創の丁寧な描写。

犬に人間が噛み殺される残酷なOPや、ラストでのコーベット兄弟の復讐シーンでは敵の身体に何発も弾丸を食らわす徹底した残酷描写など、実にルチオ・フルチらしい心憎い演出。
しかし、トムが何故ジェフリーと兄弟として育てられたのかなどの細かい設定や謎など、何も解説されずに物語が終了してしまうのも、別の意味でルチオ・フルチらしい。

真昼の用心棒:画像6 
▲アル中ながらも拳銃を持てば無敵のジェフ(ジョージ・ヒルトン)。

のちにマカロニ・ウエスタン映画で主役を数作演じることとなるジョージ・ヒルトン。
個人的な意見だが、彼は主役より本作のような相棒的な役回りの方が似合っている気がするのは気のせいでしょうか。
お手伝いのメルセデスをスコット・ジュニアの手下に殺され涙を流す姿。普段は酒ばっかし飲んでいるのに拳銃を持てばかなりの凄腕など・・・、主役を食う活躍を見せるなど、とても魅力的。

続・荒野の用心棒(DJANGO)

続・荒野の用心棒
DJANGO

1966年
イタリア/スペイン映画
92分

〔監督〕セルジオ・コルブッチ
〔脚本〕フランコ・ロゼッティ/ホセ・G・マエッソ/ピエロ・ヴィヴァレッリ〔撮影〕アンジェロ・ノビ〔音楽〕ルイス・エンリケス・バカロフ
〔出演〕フランコ・ネロ/ロレダナ・ヌシアック/ホセ・ボダロ/アンジェル・アルバレス/エドゥアルド・ファヤルド/ジーノ・ペルーチ
続・荒野の用心棒:DVDジャケット
〔あらすじ〕
 メキシコとの国境で男たちになぶり殺しにされようとしていた女マリアを、棺桶をひきずって現れたガンマン、ジャンゴが目にも止まらぬ早撃ちで救出。村ではジャクソン少佐率いる元南軍の荒くれどもと、ウーゴ将軍のメキシコ反乱軍とがしのぎを削っていた。ジャクソンの子分たちを棺桶に隠していたブツで一気に掃討し、ウーゴらと共に政府軍の黄金強奪を決行するジャンゴ。ウーゴを出し抜いて黄金を独り占めにし、新たな人生を歩もうとしたが・・・!

〔感想と雑談〕
個人評価:★★★★ オススメ度:★★★★★

ジャンゴって奴さ
[ジャンゴの台詞より]

奴は雨が降りしきる荒野を棺桶を引きずりながら歩いている。野性味溢れる髭面に、深々と被ったハット。黒いインバネスコートに泥だらけのブーツ。丘の上に立つその姿はまるで死神のようである。
荒野の用心棒(1964)で創造されたマカロニ・ウエスタンのアウトロー像を一蹴するが如く突如現れたその男の名はジャンゴ。

続・荒野の用心棒:画像1 
▲棺桶を引きずりジャンゴ登場!!

初っ端の異様なOPの雰囲気に度肝を抜かれてしまいますが、この続・荒野の用心棒はマカロニ・ウエスタンの魅力がぎっしりと詰まった傑作です。
派手なアクション、キツイ残酷描写など、しっかりとお約束を押さえた荒野の用心棒(1964)と並ぶマカロニ・ウエスタンの教科書的な映画なので、これからマカロニ・ウエスタンを観たいという初心者の方々にもオススメです。

続・荒野の用心棒:画像2 
▲主演はこの人、フランコ・ネロ。20代半ばでこの貫禄!!

続・荒野の用心棒:画像3 
▲酒場でのいざこざからジャンゴに押し寄せるジャクソン少佐の40人の手下たち。

続・荒野の用心棒:画像4 
▲棺桶から取り出したジャンゴ・マシンガンで一掃。

この映画で一番有名なのはジャクソン少佐の手下を機関銃で蹴散らすこのシーン。
棺桶から取り出す設定もさることながら、構造がよく分からない最強の必殺兵器ジャンゴ・マシンガンのインパクトは絶大。ここは細かい事を気にせず楽しみましょう!!

続・荒野の用心棒:画像5 
▲もちろん残酷描写も抜かりはない。衝撃の耳削ぎシーン。

続・荒野の用心棒:画像6 
▲マカロニ主人公が勝利へ向けてはい上がる為の最低条件・・・、それはリンチだ!!

旧友であるメキシコ反乱軍のウーゴ将軍らとともにメキシコ政府軍から金塊を強奪したジャンゴ。
ウーゴ将軍が金塊を山分けする約束を守る気がないと知ったジャンゴは金塊を棺桶に詰めマリアと逃げるのだが、ウーゴ将軍に捕まり両手を潰されてしまう。
結局ウーゴ将軍もジャクソン少佐とメキシコ政府軍に待ち伏せされて皆殺しに・・・。

続・荒野の用心棒:画像7 
▲満身創痍、銃を持てない手でジャクソン少佐に挑むジャンゴ。

自分を助けようとして重症を負ったマリアと新たな人生を歩む為、かつてジャクソンに殺された恋人の為、ジャンゴはジャクソン少佐との最後の戦いに挑む。




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