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少林寺三十六房(SHAOLIN TEMPLE THE 36TH CHAMBER)

少林寺三十六房
SHAOLIN TEMPLE THE 36TH CHAMBER

1977年
香港映画
117分

〔監督〕ラウ・カーリョン
〔製作〕ラン・ラン・ショウ〔脚本〕イー・クァン
〔出演〕リュー・チャーフィ/ホワン・ユー/ロー・リエ/ユエン・シャオティエン/ラウ・カーウィン
少林三十六房:DVDジャケット
〔あらすじ〕
  清の時代、父と友人を殺された青年リュー・ユウテイが、武術の総本山・少林寺でサンテイの僧名を授かり、三十五の修行房での特訓の果てに、得意の三筋棍で清の悪将軍に戦いを挑む。
〔感想と雑談〕
個人評価:★★★★ オススメ度:★★★★

「貴様か!僧侶の身で反乱軍に味方するとは!!」 
「この世の悪を滅ぼし、人々を救うのが僧侶としての務めだ!!」

[ティエン将軍とサンテイの会話より]

今回紹介する映画は・・・、

少林三十六房:画像1

数々のカンフー映画を生み出したショウ・ブラザーズ製作のカンフー映画、少林寺三十六房です。

物語は人々が清によって支配されていた時代。
海産物問屋の息子であるユウテイ(リュー・チャーフィ)は、通っていた塾の講師や友人とともに反清運動に協力していたのだが、清のティエン将軍(ロー・リエ)の部下であるタン・サンヨにばれてしまう。
友人や両親が逮捕されるなか、難を逃れたユウテイは命からがら少林寺に辿り着き、そこで武術を習い、たくましく成長し、ついにはタン・サンヨやティエン将軍に復讐するといったもの。

少林三十六房:画像2
▲海産物問屋の息子であるユウテイ(リュー・チャーフィ)。
少林三十六房:画像3
▲逃亡の途中に出会った食事処の亭主の協力により、少林寺に辿り着く・・・。

物語の筋立てこそシンプルながらも、重点を置くポイントが他のカンフー映画とあきらかに違うのが面白い。
もちろん最終的には宿敵の撃破というお題が存在しているのだが、この作品においてはオマケ的要素でしかない。
重要なのは少林寺における三十五房での修行なのである。

本作は、映画の中での大半の時間が修行シーンで構成されており、ティエン将軍含む清との戦いはラスト10~20分程度のあっさりとしたものになっている。

また、主人公が学ぶ三十五房での修行の数々は、それぞれに意味を持っており、それをひとつひとつ乗り越えていくことで、サンテイの成長を視覚的に捉えることが出来る仕組みになっている。
着ぐるみ的な木人や、金粉塗った人そのものとのバトルのような不可思議修行ではないのも真実味があって好感が持てる。


少林三十六房:画像4
▲第三十四房:臂力房。
少林三十六房:画像5
▲第三十三房:腕力房。

前半の修行では平衡感覚、肩力、腕力、視覚、頭の鍛錬といった身体を鍛える基礎訓練。
後半になると、武器などを使用した実践的な戦闘技術を学ぶことになっていく。

少林三十六房:画像6
▲ついに修行を終え、下山したサンテイ。

少林三十六房:画像7
▲自ら考案した三節棍でティエン将軍を追い詰めていく。

将軍とのラストバトルは時間が短いのが残念だが、
吹替え版(日本公開版)で流れる主題歌のショウリン・ファイターが絶妙なタイミングで挿入されて盛り上げる。
加えてリュー・チャーフィによる巧みな三節棍さばきが凄くカッコ良い。
なおかつ吹替え版の池田秀一さんの演技が加われば、まさに鬼に金棒。

最高に面白いカンフー映画、少林寺三十六房。
オススメです。
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エクスペンダブルズ2(THE EXPENDABLES 2)

エクスペンダブルズ2
HE EXPENDABLES 2

2012年
アメリカ映画
102分

〔監督〕サイモン・ウェスト
〔製作〕アヴィ・ラーナー/ケヴィン・キング=テンプルトン/ダニー・ラーナー/レス・ウェルドン〔製作総指揮〕ジョン・フェルトハイマー/ジェイソン・コンスタンティン/イーダ・コーワン/ベイジル・イヴァニク/ガイモン・キャサディ/ダニー・ディムボート/ボアズ・デヴィッドソン/トレヴァー・ショート〔原案〕ケン・カウフマン/デヴィッド・アゴスト/リチャード・ウェンク〔脚本〕リチャード・ウェンク/シルヴェスター・スタローン〔撮影〕シェリー・ジョンソン〔音楽〕ブライアン・タイラー
〔出演〕シルヴェスター・スタローン/ジェイソン・ステイサム/ジェット・リー/ドルフ・ラングレン/ランディ・クートゥア/テリー・クルーズ/リアム・ヘムズワース/ジャン=クロード・ヴァン・ダム/スコット・アドキンス/ユー・ナン/ブルース・ウィリス/アーノルド・シュワルツェネッガー/チャック・ノリス
エクスペンダブルズ2:DVDジャケット
〔あらすじ〕
  自らを消耗品と名乗る最強無敵の傭兵軍団、それがエクスペンダブルズ。旧ソ連軍が埋蔵した大量のプルトニウムの場所が記されたデータが奪われた・・・。エクスペンダブルズは、世界を救うため、武装組織の足跡を追う。彼らにとってそれは、単なる仕事ではなく、殺された大切な仲間の復讐〈リベンジ〉でもあった・・・。

〔感想と雑談〕
個人評価:★★★ オススメ度:★★★

「どうする気だ?」 
「追いかけ、見つけ出して殺す」

[クリスマスとバーニーの会話より]

今回紹介する映画は、続・男たちの夢の宴、エクスペンダブルズ2です。
今作も前作同様、撃って、殴って、爆発させて、これでもかってアクションシーンの特盛状態。
監督も変わったこともあり、大味だった前作より物語も単純で理解しやすくなり、カット割りや演出等も自然な流れで観やすくなったと思います。レイティングシステムも下がり、万人が楽しめる娯楽作品になったのではないでしょうか。
しかしながら、私は若干、消化不良気味。

理由は・・・、

ジェット・リーの見せ場がそうそうに終わってしまうから!!
その一言に尽きるでしょう。

前作では、小さい身体を一所懸命に躍動させて活躍していたのに・・・、今作ではOPシーンのみ。完全なる出る出る詐欺状態。
それも、なんというかそのOPの人質救出シーンが一番面白いと思ってしまったのも消化不良の原因か。
ヘイル・シーザー(テリー・クルーズ)やトール・ロード(ランディ・クートゥア)の活躍が少なかったのも地味にマイナス。

エクスペンダブルズ2:画像1
▲帰ってきた我らの消耗品軍団のリーダー、バーニー・ロス(シルヴェスター・スタローン)。

エクスペンダブルズ2:画像2
▲今作最大の迷シーン。殺されたビリーの手紙を仲間の前で読んじゃうバーニー。

OPシーンこそ前作と同様に人質救出シーンだが(意図的なのかも)、今作のテーマは復讐、殺された若手メンバーのビリー(リアム・ヘムズワース)の弔い合戦がメイン。加えて紅一点のマギー(ユー・ナン)の存在など、続編成功の鍵であるマンネリ感からの脱却は成功した模様。
まぁ、序盤から死亡フラグ立てまくりだったビリーの展開は誰もが予想できたのだけど。
そして、プルトニウムの奪還が物語のメインでは・・・?実はそんなものはオマケなのである。

エクスペンダブルズ2:画像3
▲本作の悪役はこのお方。ジャン=クロード・ヴァン・ダム!!

エクスペンダブルズ2:画像4
▲ちゃっかり得意な回し蹴りも披露。

悪役にも力が入り過ぎた本作、ジャン=クロード・ヴァン・ダム&スコット・アドキンスのコンビなんて夢のよう。
2人ともそれぞれ主役を張れる俳優ですから、興奮度も最高潮に!!

エクスペンダブルズ2:画像5
▲とにかく豪華な3ショット。

前作ではオマケ程度の出演だったアーノルド・シュワルツェネッガー、ブルース・ウィリスも本格参戦。
あんな名言やこんな名言など、エクスペンダブルズ的自虐ギャグは今作でも健在。
当時放映中だったCMの影響でブルース・ウィリスの日本語吹替えが綿引勝彦だったのはショックだったけど・・・。

エクスペンダブルズ2:画像6
▲奇跡の降臨。伝説の男もついに参戦。

もはやギャグにしか思えないブッカー(チャック・ノリス)の無敵っぷりが本作最大の見所。
なんだか出演者が豪華になり過ぎて、各キャラクターの魅力が半減してしまった印象の消耗品軍団。果たして、この夢の宴はいつまで続いていくのだろうか?




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