スポンサーサイト

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。
スポンサー広告 | TB(-) | CM(-)

ランボー(FIRST BLOOD)

ランボー
FIRST BLOOD

1982年
アメリカ映画
94分

〔監督〕テッド・コッチェフ
〔製作〕バズ・フェイトシャンズ/シルヴェスター・スタローン〔製作総指揮〕マリオ・カサール/アンドリュー・ヴァイナ〔原作〕デヴィッド・マレル〔脚本〕シルヴェスター・スタローン/マイケル・コゾル/ウィリアム・サックハイム〔撮影〕アンドリュー・ラズロ〔音楽〕ジェリー・ゴールドスミス
〔出演〕シルヴェスター・スタローン/リチャード・クレンナ/ブライアン・デネヒー/ジャック・スターレット/デヴィッド・カルーソー/ビル・マッキーニー/マイケル・タルボット/クリス・マルケイ/デヴィッド・クローリー/ドン・マッケイ
ランボー:DVDジャケット
〔あらすじ〕
 ベトナム帰りの復員兵ランボーは、戦友を訪ねてある町にやって来る。だが戦友は化学兵器の後遺症で死んでいた。復員兵に冷たい国への怒りが、よそ者に対する警察の屈辱的扱いをきっかけに爆発する。たった一人の軍隊と化したランボーは、数百人の警官隊を相手に壮絶な戦いを開始する。

〔感想と雑談〕
個人評価:★★★★ オススメ度:★★★★

まだ終わっちゃいない!戦争は続いている!
[ジョン・J・ランボーの台詞より]

この後、『ランボー/怒りの脱出』(1985年)、『ランボー3/怒りのアフガン』(1988年)、『ランボー/最後の戦場』(2008年)と続く人気シリーズの第1作目。
多くの人はランボーシリーズはシルヴェスター・スタローン主演映画にありがちなアクション映画と勘違いしているかもしれないが、この1作目だけが明らかに毛色が違う。もちろん随所に散りばめられたアクションは見所たっぷりだが、それだけではなく物語自体も味わえる傑作となっている。
このランボーシリーズの1作目である本作は2作目~4作目までと違い、ベトナム戦争からの復員兵の傷跡をテーマとしている。そう、この作品はいわゆる 「ベトナム後遺症映画」なのである。
他のベトナム後遺症映画と言ったらタクシードライバー(1976)、本ブログでも紹介しているエクスタミネーター(1980)など多数。そのいずれも心に闇を抱えたベトナム復員兵の悲しみを描いていた(一部例外でベトナム復員兵ながら明るく描かれた特攻野郎Aチーム THE MOVIE(2010)(TVシリーズ)などもある)。

そんな“暗く悲しいアメリカ”を描いたこの映画は、シルヴェスター・スタローン主演の映画の中でもとりわけ悲しく、切ない映画。特にラストのランボーのトラウトマン大佐への告白シーンはベトナム復員兵の哀しみを代弁していて、心に響く。

ランボー:画像1 
▲戦友を訪ねて山間の田舎町を訪れるランボー(シルヴェスター・スタローン)。

訪ねた戦友はベトナム戦争で浴びた化学兵器の後遺症で癌を患い、既にこの世を去っていた。

ランボー:画像2 
▲町を守る保安官のティーズル(ブライアン・デネヒー)。

傷心の最中、休憩をとるために立ち寄った町で保安官ティーズルに目をつけられるランボー。保安官への侮辱とサバイバルナイフ所持で逮捕され保安官事務所へと連行されてしまう。

ランボー:画像3 
▲保安官達に拷問的な嫌がらせをされて・・・。

取調室に入れられたランボーに、ベトナム時代に囚われの身になった時の事がフラッシュバックする。取調べにあたる保安官達に拷問じみた嫌がらせを行われ、ついにランボーのトラウマが爆発!!髭を剃ろうと羽交い絞めにする保安官達を素手で叩きのめし、ランボーは町の近隣の山中へと逃走する。

ランボー:画像4 
▲ティーズルの喉元へサバイバルナイフを突き付け「この山では俺が法律だ」と言い残す。

ティーズルは部下を率いて山狩りを開始。しかしグリーン・ベレー仕込みのゲリラ戦術を会得して、ベトナム戦争で多大なる戦果を挙げたランボーの敵ではない。保安官達を1人、また1人と倒し、最後に残ったティーズルに脅しをかけ、山奥へと姿をくらます。

ランボー:画像5 
▲実際に負った腕の傷を手当するシルヴェスター・スタローン。非常に痛々しいが本当に自分で縫っているらしい。

ランボー:画像6 
▲ランボーのベトナム時代の上官・トラウトマン大佐(リチャード・クレンナ)。

事態を重くみた国防総省からトラウトマン大佐が対策本部へ派遣されてくる。大佐はランボーのベトナム時代の上官であり、ゲリラ戦術を叩きこんだ人物。
大佐はティーズルにゲリラ戦においてランボーがどれだけ恐ろしく優秀な兵士であるかを語り、彼を逮捕する術を提案する。しかしティーズルは自分の手でランボーを捕えることに固執し、大佐の案を聞き入れない。

ランボー:画像7 
▲ベトナム復員兵の心の傷と哀しみの代弁。ランボーの心の暗闇は消えることはない・・・。

結局、孤独なベトナム復員兵の闘いは泥沼の様相に突入・・・。戦闘は町へと広がってゆく。
町中での激戦の末、ティーズルを倒してとどめを刺そうとするランボーの前に、トラウトマン大佐が現れ、彼を投降するように諭す。戦いは終わったと告げるトラウトマン大佐に、ランボーは戦争終結から7年経った現在でも続くトラウマと復員兵への国の冷たい仕打ち、自分らを待ち受けた悲劇について絶叫する。
そんなランボーの叫びを聞き終えたトラウトマン大佐はランボーをその胸に抱きとめる。

ベトナム戦争が復員兵にもたらした悲劇、そして後遺症を物語の軸に、反戦映画として作られた映画・・・。それがランボーFIRST BLOODなのです。ジェリー・ゴールドスミスの印象的なテーマ曲が哀愁を誘います。

しかし、2作目の『ランボー/怒りの脱出』(1985年)から話は一変、退役から年が経過するごとに不思議と身体がムキムキの筋肉に覆われるランボーが大活躍する好戦映画になってしまうのだが・・・、それはまた別の機会に・・・。
スポンサーサイト

コメントの投稿













管理者にだけ表示を許可する

トラックバック:

この記事のトラックバック URL
http://cinemadegogo.blog.fc2.com/tb.php/52-ea05f4c3






上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。