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ザ・フォッグ(THE FOG)

ザ・フォッグ
THE FOG

1980年
アメリカ映画
90分

〔監督・脚本・音楽〕ジョン・カーペンター
〔製作〕デブラ・ヒル〔脚本〕チャールズ・B・ブロック/デブラ・ヒル〔撮影〕ディーン・カンディ〔特殊メイク〕ロブ・ボッティン
〔出演〕エイドリアン・バーボー/ジェイミー・リー・カーティス/ジャネット・リー/ハル・ホルブルック/トム・アトキンス/ジョン・ハウスマン/ジェームズ・カニング/チャールズ・サイファーズ/ナンシー・キーズ/タイ・ミッチェル/ダーウィン・ジョストン
ザ・フォッグ:DVDジャケット
〔あらすじ〕
 海岸に面した港町アントニオ・ベイの誕生百年祭の前夜。キャンプファイアーを囲む少年たちが老漁師から「“エリザベス・デイン号”の乗客員が、再び霧のたちこめる時に帰ってくる」という古い伝説を夢中になって聞き入っていた。午前零時、アントニオ・ベイ施設放送局KABのスティービーが町の誕生を告げた・・・それと同時に町では不気味な霧が町を漂い、次々と人々が惨殺されていく。町中はパニックに陥り、次第に町の誕生にまつわる秘密が明かされていく・・・。

〔感想と雑談〕
個人評価:★★★★ オススメ度:★★★

なぜ6人じゃない? なぜ私を・・・?
[マローン神父の台詞より]

鬼才ジョン・カーペンターがハロウィン(1978)、ザ・シンガー(1979)に続いて手掛けた幽霊による恐怖を描いたゴーストホラー。
ハロウィンの完成度の高さには遠く及ばないものの、映像・音楽・演出などのバランスが良い良質なホラー映画。直接的な残酷描写を省き、演出で恐怖を与えることに定評のあるジョン・カーペンターだが、この映画においてもその魅力は存分に発揮されており、残酷描写だけで魅せる現代の薄っぺらいホラー映画を超えるほどの恐怖を体験させてくれる。
何より特出すべきは音楽。作曲は監督であるジョン・カーペンター自身なのだが、これがまた映画に絶妙にマッチしていて恐怖をより一層深める。もちろん監督自身、多くの映画(自分の)音楽を作曲しているのだが、そのいずれも素晴らしい出来でハズレは殆ど無い。
又、舞台となる架空の港町アントニオ・ベイの景色も素晴らしい。撮影は北カリフォルニアの海岸地方で行われたとの事。映画の中に映し出された海岸の美しい景色や主人公スティービー・ウェイン(エイドリアン・バーボー)がディスクジョッキーを勤める放送局が灯台の中にあるなど舞台の情景も映画の出来に一役買っているのは言うまでもない。


物語の舞台アントニオ・ベイは誕生100周年を迎える港町。誕生100周年の前夜、町の子供たちは漁師が語る恐ろしい伝説に聞き入っていた。それは、100年前に難破して死んだとされる“エリザベス・デイン号”の乗組員が再び霧のたちこめる時に復讐のために戻ってくるという伝説だった。
なぜ彼らは復讐の為に戻ってくるのか?この伝説には裏の歴史があった・・・。100年前、“エリザベス・デイン号”の船長ブレイクたちを罠にかけて難破させ、彼らの所有する黄金や財産を横領した人間がいたのである。その人間たちはブレイクの富を基に町を創立した。すなわち現在のアントニオ・ベイの町民たちは、殺人者の末裔だったのである。

ザ・フォッグ:画像1 
▲主人公スティービー・ウェイン(エイドリアン・バーボー)。当時は監督の奥さんでした。

施設放送局KABのスティービー・ウェインが町の誕生100周年を告げると同時に町では怪現象が続発。教会のマローン神父(ハル・ホルブルック)の部屋では先代の神父の日記が出現、町のコンビニでは勝手に商品が倒れ、ガソリン・スタンドではオイルが勝手に噴き出す始末・・・。もはや怪現象ではなく、超常現象である。

ザ・フォッグ:画像2 
▲ヒッチハイカーのエリザベス(ジェイミー・リー・カーティス)と町民のニック(トム・アトキンス)。

時を同じくしてヒッチハイカーのエリザベスを乗せた町民のニックの車の窓ガラスが突然割れるという現象が起こる。さらに帰航中のトロール船“シー・グラス号”が突如謎の霧に包まれ、3人の漁師が霧の中に潜む何者かに惨殺されてしまう・・・。
夜が明け、平穏を取り戻したアントニオ・ベイ。町の女性議長キャシー(ジャネット・リー)は、夫が乗船していた“シー・グラス号”が戻らないのを心配しながらも、助手のサンディ(ナンシー・キーズ)とともに100年祭式典に出席予定のマローン神父を迎えに教会に向かう。そこで2人は、マローン神父からアントニオ・ベイの裏の歴史について聞かされる・・・。
その夜、式典の最中に再び霧に覆われた町で4人目、5人目の犠牲者が出てしまう。どうやら霧に紛れて現れた船長ブレイクの亡霊たちは100年前の自分たちと同じように6人の犠牲者をこの町で作ろうとしているらしいのだ。

ザ・フォッグ:画像3 
▲まるで生き物の様に町を覆う霧。

マローン神父の話を信じていなかった女性議長キャシーも町を襲う怪現象を前にして、なす術もなく助手のサンディと2人で教会に助けを求める。その後、エリザベスとニック、スティービーの息子も合流。怪現象から逃れる術を探すことに・・・。

ザ・フォッグ:画像4 
▲ついに教会の中に現れる亡霊たち。霧の中に佇む彼らは何となくカッコイイ。

ザ・フォッグ:画像5 
▲亡霊たちの目的は奪われた金だった?

マローン神父は先代の日記が見つかった部屋で金で作られた十字架“アトミック・クロス”を発見。神父は決意して金の十字架と自分を生贄に亡霊に差し出す。すると十字架に亡霊が触れた瞬間、亡霊は炎に包まれ消えてしまい、町を覆う霧も徐々に消えてしまう。町は無事、平穏を取り戻したかに思えた・・・。

ザ・フォッグ:画像6 
▲亡霊の目的がイマイチ分からない。金なのか?6人の命なのか?

教会に戻ったマローン神父は呟く。「なぜ6人じゃない? なぜ私を・・・?」その時、再び教会に霧がたちこめる。神父が振り向く視線の先には・・・。

亡霊の目的は金なのか町民の命なのかとか、あれだけ霧が町を覆ったのに家の中にいれば安全なのかなど、真剣に観れば色々と粗が目立ちますが、単純に観るだけならハロウィンに勝るとも劣らない良質なホラー映画。間違いなくジョン・カーペンターを代表する一作です。
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