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ミスター・ノーボディ(MY NAME IS NOBODY)

ミスター・ノーボディ
MY NAME IS NOBODY

1974年
イタリア/フランス/西ドイツ/アメリカ映画
115分

〔監督〕トニーノ・ヴァレリ
〔製作〕クラウディオ・マンシーニ〔原案〕セルジオ・レオーネ/フルヴィオ・モルセラ/エルネスト・ガスタルディ〔脚本〕エルネスト・ガスタルディ〔撮影〕ジュゼッペ・ルッツォリーニ/アルマンド・ナンヌッツィ〔音楽〕エンニオ・モリコーネ
〔出演〕ヘンリー・フォンダ/テレンス・ヒル/レオ・ゴードン/ジェフリー・ルイス/R・G・アームストロング/ジャン・マルタン/ピエロ・ルリ
ミスター・ノーボディ:DVDジャケット
〔あらすじ〕
 時は19世紀末、早撃ちで勇名を馳せた初老のガンマン、ジャック・ボーレガードは、彼を倒して名を上げたい男たちに命を狙われることに飽き飽きし、引退してヨーロッパへ渡ろうとしていた。しかし、その彼に“ノーボディ(誰でもない)”と自称する正体不明の若者がつきまとう。老ガンマンに憧れるノーボディは、伝説を生み出すべく、ボーレガード対150人の荒くれども=ワイルドバンチの大決闘を演出しようと企んでいた・・・。

〔感想と雑談〕
個人評価:★★★★ オススメ度:★★★

NOBADY(誰でもない)
[ノーボディの台詞より]

1970年代に突入し、徐々に衰退の色が濃くなってきたマカロニ・ウエスタン。
1960年代末頃にはマカロニ・ウエスタンにおけるワンパターンな展開(そこが素敵だと思うのですが・・・)が飽きられてしまい、多種多様で独自色の強いマカロニ・ウエスタン作品が数々作られるようになりました。
残虐描写のみ特化したり、カンフー映画との融合など・・・。その中でも本作はコメディ的な要素を盛り込み、幅広い年齢層に愛されたマカロニ・ウエスタン末期の名作です。

本作はセルジオ・レオーネブランドの本格派マカロニ・ウエスタンであり、大量に生産された他のマカロニ・ウエスタンを凌駕する娯楽作。しかし、ただ単にコメディ一辺倒に徹した訳ではなく、物語の核となるのは引退というシリアスなもの。
あらすじの通り、ジャック・ボーレガード(ヘンリー・フォンダ)は謎のガンマンのノーボディ(テレンス・ヒル)につきまとわれる。そんな彼の目的は憧れのジャック・ボーレガードに引退の花道を用意し、自分自身がその後継者になることと徐々に明らかになってくる・・・。そんな物語自体が一人の英雄の引退=マカロニ・ウエスタンの終焉一人の若者の登場=新たな映画時代の幕開けとも解釈できる。

ジャック・ボーレガードとノーボディが帽子の撃ち合いを行う。ジャック・ボーレガードと相対するのがワイルドバンチなど、過去の西部劇へのオマージュが色々見受けられる本作。原案として関わっているセルジオ・レオーネによると思われる巧みな演出も光ります。
又、本作はレオーネ最期のマカロニ・ウエスタンとも呼ばれています。

ミスター・ノーボディ:画像1 
▲3人の殺し屋を早撃ちで仕留めるジャック・ボーレガード。

映画冒頭の床屋で3人の殺し屋をジャック・ボーレガードがあの世行きにする一連のシークエンスは巨匠セルジオ・レオーネによる演出と言われ、緊張感満載。
時計の針の音や髭を剃る音、床屋の外で馬にブラシをかける音などが合わさり、静寂の中の緊張感をより一層高めている。鏡越しに死に様を魅せる演出が素敵だ!!

ミスター・ノーボディ:画像2 
▲引退を考えるジャック・ボーレガード。

ジャック・ボーレガード演ずるはヘンリー・フォンダ。数々の西部劇で名を馳せたハリウッドを代表する名優ですね。
ヘンリー・フォンダは、セルジオ・レオーネのマカロニ・ウエスタン第4作であるウエスタン(1968)にも出演しています。

ミスター・ノーボディ:画像3 
▲ジャック・ボーレガードにつきまとうノーボディ。

ノーボディ演ずるはテレンス・ヒル。ニヒルな主人公を演じている作品もあるのだが、彼の魅力はコメディ路線のウエスタン。豊かな表情、フランコ・ネロと同じ青い瞳もカッコイイ。
イタリアで大人気だった風来坊二部作 風来坊/花と夕日とライフルと…(1970)、風来坊Ⅱ/ザ・アウトロー(1971)でのキャラクターそのままにボロボロの服、穴の空いたブーツに馬も無し・・・そんな風貌を魅力的に演じている。

ミスター・ノーボディ:画像4 
▲夕陽のガンマンのオマージュの帽子の撃ち合い。

帽子の撃ち合いの舞台となったナホバ族の墓場の墓碑名の一つに“サム・ペキンパー”という名前が・・・。

ミスター・ノーボディ:画像5 
▲1対150の決闘。ジャック・ボーレガードは伝説となる!!

ジャック・ボーレガードと相対するは無法者集団のワイルドバンチ。この名前からもセルジオ・レオーネのサム・ペキンパーに対する並々ならない思いが感じ取れる。
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