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必殺仕掛人

必殺仕掛人
ひっさつしかけにん

〔ジャンル〕時代劇
〔放送期間〕1972年9月2日~1973年4月14日(全33話)
〔監督〕深作欣二/三隅研次/松本明
〔原作〕池波正太郎(仕掛人・藤枝梅安より)〔脚本〕池上金男/國弘威雄/安倍徹郎
〔出演〕林与一/緒形拳/山村聰/中村玉緒/津坂匡章/野川由美子
〔OPナレーター〕睦五郎
必殺仕掛人:画像1
〔第1話あらすじ〕
 伊勢屋勝五郎に辰巳屋ち作事奉行・伴野河内守への仕掛けを依頼された音羽屋半右衛門は梅安に辰巳屋を狙わせるが、偶然、居合わせた辻斬りによって仕掛けは失敗する。源兵衛長屋を壊して新しい材木置場を作ろうとする辰巳屋。辰巳屋と作事奉行・伴野の癒着は露見をも恐れぬ悪行三昧。半右衛門に呼ばれた梅安が新しい仲間として紹介されたのは、あの辻斬りの西村左内だった。
 梅安は岬の千蔵の手引きで辰巳屋の妾・おぎんに接近、理由をつけておぎんの家で辰巳屋を待ち伏せる。一方、左内は半右衛門に案内され、木場の材木置場で伴野の横暴と剣の腕前を目撃する。数日後、岬の千蔵の弟分、櫓の万吉の先導により、立ち退きを迫られていた長屋の人々が騒ぎ始めた。騒ぎの中、左内と伴野の決闘が始まる。

〔感想と雑談〕
個人評価:★★★★ オススメ度:★★★★

はらせぬ恨みをはらし
許せぬひとでなしを消す
いずれも人知れず
仕掛けて仕損じなし
人呼んで仕掛人
ただしこの稼業
江戸職業づくしにはのっていない

[OPナレーションより]

現在でも様々な分野で展開される時代劇の傑作、必殺シリーズの記念すべき第1作目。
池波正太郎の小説『仕掛人・藤枝梅安』を原作としつつ、オリジナルのキャラクターやシナリオをプラスして作られた作品。
金を貰って悪人を殺すという斬新な設定や、非情な世界に生きる仕掛人たちのやり取りが魅力的である。
また、主役がお偉いご隠居や、将軍様などではなく普通に生活する町民というのも魅力のひとつ。
仕掛けについては意見が割れることもある左内と梅安。
しかし、普段の生活やここぞという瞬間には抜群のコンビネーションを披露する2人の関係も面白い。

放送当時、お茶の間で一大ブームとなっていた木枯し紋次郎に対抗する形で放送開始されたことでも有名である。

必殺仕掛人:画像2 
△西村左内(林与一)。

元蔭山藩藩士。脱藩後に妻のお美代と子の彦次郎とともに逃げ延びていたところを音羽屋半右衛門に救われて江戸へと来る。
江戸に来た当初は“辻斬り”の病が発症、梅安に邪魔されるまでに3人を斬っていた。
果たして、その3人が斬られて当然の悪人だったかは不明だが、仕掛人となってからは許せぬ悪を斬ることに生き甲斐を見出す。
仕掛けの際には標的を前にして、「仕掛人、西村左内、お命を頂戴する」と名乗るのが特徴。
妻や子には裏の稼業は隠し、道場の師範をしていると嘘をついている。
最終話で妻に真実を打ち明けて別れを決意するも、左内とともに生きることを選んだ家族とともに江戸を去っていった。

必殺仕掛人:画像3 
△藤枝梅安(緒形拳)。

表の稼業は皆から愛される気さくで明るい鍼医者。
仕掛けで稼いだ金で、治療費を払えない患者を無料で治療することを信条としている。
仕掛けの際の得物は普段の治療で使うより太い鍼。
鍼で眉間や首筋、心臓などの急所を突き、証拠を残さずに一瞬で殺すなど腕のいい仕掛人。

仕掛けの際の黒子のような衣装は梅安演じる緒形拳の提案によるものらしい。

必殺仕掛人:画像4 
△音羽屋半右衛門(山村聰)。

生きていても仕方がない悪人でないと殺さないという信条に基づき殺しを請け負う仕掛人の元締。
表の稼業は妻のおくら(中村玉緒)とともに口入れ屋を営んでいる。
裏の稼業では掟を重んじ、偽りの依頼を決して許さない。
その信条は長きに続く必殺シリーズの基礎ともいえる部分である。
〔第1話『仕掛けて仕損じなし』みどころ〕

必殺仕掛人:画像5

登場人物や物語を巧みに説明しつつも、今までの時代劇には無い新たな設定を取り入れた大胆な展開が魅力。
冒頭での辰巳屋を仕掛けようとする梅安と辻斬りとして現れた左内とのやり取りや、
左内を仲間に引き入れようと釣り船の上で説得する音羽屋半右衛門。
新たな仲間として左内を紹介された際の梅安との会話など・・・、その魅力は尽きない。

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△釣り船の上で大胆にも辻斬りの事実を暴露しつつ左内をスカウトする音羽屋半右衛門。

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△梅安「何故、止めなすったね・・」

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△左内「お主が鍼を鍼を止めたからだ・・」

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△殺しの標的である作事奉行・伴野河内守を前に名乗る左内。

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△ホラー映画並みに血糊を噴き出す殺しの場面。

作事奉行・伴野河内守の剣の腕前を事前に視聴者に見せつつ、
それを物ともせずに斬り捨てる西村左内がカッコ良すぎる!!

必殺仕掛人:画像11 
△第1話の監督は深作欣二。
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